船内でご利用可能なサポート
船上で医療機器や移動器具が必要な場合、またはご自身でお持ちになる場合は、クルーズをご予約後に、 マイキュナードの質問票 をお早めにご提出ください (ご提出の締切は出発の2週間前です)。
弊社では、お客様に安全に船内を最大限に楽しんでいただきたいと願っています。その際の注意事項は以下の通りです。
- 船内はとても広く、足の不自由な方にとっては移動が大変である可能性があります。
- 船の扉は通常のものより重くなっています。
- ほとんどの船内施設には、段差またはスロープがあります。
- 船内各所、特にオープンデッキエリアでは、段差が高くなっているため、注意して移動する必要があります。
- バリアフリーではない一部の公共トイレには、段差があります。
- 客室のドアなど、船内の一部のエリアが通常より狭くなっている場合があります。
- お客様ご自身と他のお客様の安全のため、手動および電動車椅子は常に安全な速度で走行してください。
- 船内のランドリー施設はバリアフリー対応ではありません。
エレベーター
エレベーターのサイズは船によって異なります。乗り降りが困難な場合があります。エレベーターは混雑することがあります。乗船や下船時に、同じ時間帯に多くのお客様が乗下船される場合、遅れが発生する可能性があります。エレベーター付近の階段には十分ご注意ください。エレベーターは、介助なしでご利用いただけるように設計・設置されています。
移動補助具をお持ち込みになるお客様は、エレベーターに乗ることが可能かどうかを確認していただくことが重要です。各船のエレベーターのサイズは以下の通りです(寸法はすべてセンチメートルです):
クイーン・メリー 2
- 乗客用(L):入口110、幅110、奥行き233、高さ220
- 乗客用(S):入口110、幅110、奥行き143、高さ220
- バリアフリー対応:入口90、幅97、奥行143、高さ225
- パノラマ:入口89、幅89、奥行き208、高さ220
クイーン・ヴィクトリア
- 全リフト:入口110、幅152、奥行160、高さ200
クイーン・エリザベス
- 全リフト:入口109、幅167、奥行228、高さ199
クイーン・アン
- 前方・中央・後方:入口110、幅175、奥行160、高さ220
- テンダープラットフォームADA:入口85、幅120、奥行き122 高さ205
シアター
すべてのお客様に、ワールドクラスの船上エンターテイメントを快適にお楽しみいただきたいと考えております。弊社のエンターテイメント会場には、手動・電動車椅子でご鑑賞いただくためのスペースと、介助の方やご同伴の方のためのお席をご用意しております。これらのスペースは、車椅子を常時利用される方に先着順で割り当てられます。手動・電動車椅子の台数を確認し、最適なスペースを割り当てます。満席の場合は、他の公演で再予約が必要となる場合があります。パフォーマンス中の車椅子の安全な保管方法は、各船によって異なります。船内のエンターテイメント・チームにご相談ください。
プール
全船に椅子付きプール・ホイスト(昇降機、体重制限あり)をご用意しております。ご利用の24時間前までにパーサーズデスクでご予約ください。プール担当の乗組員は、プールホイストの操作をサポートする訓練を受けていますが、お客様のホイストへの出入りをお手伝いすることはできません。安全にご利用いただくには、プール用ホイストチェアへの乗り降りがご自身で行えること、お手伝いできる同伴者または介助者がいらっしゃること、またはご自身のホイストを持参していただく必要があります。
- クイーン・メリー2(体重制限134kg):マレール・スパ・プール、パビリオン・プール
- クイーン・エリザベス(体重制限140kg):パビリオン・プール、リドプール
- クイーン・ヴィクトリア(体重制限140kg):パビリオン・プール
- クイーン・アン(体重制限134kg):パビリオン・プール、右舷側ジャグジー、リドプール
常時、手動・電動車椅子をご利用のお客様、または客室内でこれらの使用が必要なお客様は、お客様のニーズに合ったスペースと設備を備えた車椅子対応の客室またはスイートをご予約いただく必要があります。 マイキュナードの質問票で移動補助具をお持ちになる旨を申告済みにもかかわらず、客室やスイートが車椅子対応でない場合、移動補助具を操作するための十分なスペースが確保できない可能性があります。この場合は、他の客室オプションについてご相談させていただきます。
車椅子対応の客室には、以下の設備をご用意しております。
- 客室とバスルームへの広い出入り口
- 車椅子や移動用スクーターを操作するのに十分なスペース
- ウェットルーム・スタイルのバスルーム
- シャワーとトイレの手すり
- プルダウン・シャワーシート
- バスルームと客室の間にある敷居がないウェットルーム・スタイルのシャワールーム
- バルコニーへのスロープアクセス(バルコニー付き客室の場合)
客室のドア幅
客室のドア幅は以下の通りです。これらのサイズはほとんどの客室に適用されますが、一部例外もありますのでご注意ください。詳しくは、オンラインお問い合わせフォームまたは旅行代理店までお問い合わせください。
- クイーン・メリー 2
- クイーンズ・グリル (Q1,2) – 76cm
- クイーンズ・グリル (Q3,4,5,6)– 65cm
- プリンセス・グリル – 61cm
- ブリタニア内側 / 海側 / バルコニー – 61cm
- アダプテッド・ステートルーム – 81cm
- クイーン・ヴィクトリア
- クイーンズ・グリル – 84cm
- プリンセス・グリル – 60cm
- ブリタニア内側 / 海側 / バルコニー – 60cm
- アダプテッド・ステートルーム – 86cm
- クイーンズ・グリル – 84cm
- クイーン・エリザベス
- クイーンズ・グリル – 83cm
- プリンセス・グリル / ブリタニア内側 / 海側 / バルコニー – 61cm
- アダプテッド・ステートルーム – 86cm
- クイーンズ・グリル – 83cm
- クイーン・アン
- クイーンズ・グリル (Q1) - 118cm
- クイーンズ・グリル(Q2)- 84cm
- クイーンズ・グリル(Q3~Q6)- 83cm
- プリンセス・グリル - 61cm
- ブリタニア内側/海側/バルコニー - 61cm
- アダプテッド・ステートルーム- 83cm
車椅子対応の客室
以下に記載の車椅子対応の客室とは、手動・電動車椅子の使用に適した客室です。
車椅子対応ではない客室は、車椅子を常時利用しないお客様で、客室内の移動に車椅子を必要としない場合に適しています。バスルームへのアクセスには高めの敷居があり、バスタブやシャワーに入るには段差があることにご注意ください。一部のスイートを除き、これらの客室では電動車椅子のご利用はできませんのでご了承ください。
- クイーン・メリー 2 クイーン・ヴィクトリア
- クイーン・エリザベス
- クイーン・アン
常時利用するかどうかを問わず、手動・電動車椅子をご利用のお客様は、必ずご自身の客室またはスイート内に保管し、廊下に放置しないでください。また乗組員は車椅子の出し入れをサポートすることはできませんのでご了承ください。
車椅子対応の客室バスルーム
車椅子対応の客室バスルームは、ウェットルーム・スタイルのシャワールームで、客室内への敷居はありません。ロールインシャワーには手すりが付いており、シャワーシートは引き出し式です。また、トイレの両側には手すりが設置されており、一方は固定式、もう一方は引き出し式となっています。
車椅子対応の客室のバスタブとシャワールームの床は滑りにくくなっていますが、ご希望があれば、バスマットまたはシャワーマットをご用意いたします(数に限りがあります)。その他の移動器具に関する詳細は、 医療機器と移動補助具のページをご覧ください。
ご乗船後の客室の構造変更は、一時的であるか否かにかかわらず、一切お受けできません。グラブレールの位置など、以下に記載されていない客室に関する詳細情報が必要な場合は、オンラインお問い合わせフォームにてお問い合わせください。
車椅子対応トイレは、各船の次のデッキにございます。
- クイーン・メリー 2 デッキ1、3、6、7、8、9、11
- クイーン・ヴィクトリア:デッキ1、2、3、9、10、11
- クイーン・エリザベス デッキ1、2、3、9、10、11
- クイーン・アン:デッキ1、2、3、9、10、11、12、14
デッキプランの詳細は船のページをご覧ください。
船内で緊急事態が発生することは稀ですが、万が一発生した場合の対処法を知っておくことは重要です。乗船されたお客様は、出航前に避難集合場所で確認のチェックを受け、客室内のテレビにあります安全情報のビデオをご覧ください。緊急事態が発生した場合は、スイートや客室のドア裏にに記載されている避難時のご案内に従い、船内放送や乗組員の指示に従って行動してください。
緊急時の追加サポート
お身体の不自由なお客様、または緊急時の移動に追加のサポートが必要なお客様は、ご予約時またはその必要性が判明次第、その旨を弊社までお知らせください。英国本社のサポートチームがこの情報を照合し、出航前に各船に特別なお手伝いが必要なお客様のリストと客室番号を送信いたします。車椅子や電動モビリティ・デバイスを、常時、または必要な時にご利用の方は、避難用車椅子を使用する登録が必要です。移動補助具をご利用の方は、1対1の介助が必要な旨を必ずご申告ください。
緊急時、お客様が避難集合場所にお越しになる際、避難後に全客室がチェックされます。客室から避難集合場所まで介助が必要なお客様には、船の特別訓練を受けた介助チームがお手伝いいたします。全船に特別な避難用車椅子が用意されており、必要な場合はお客様を避難場所までお連れいたします。このサポートは、客室から避難する際に客室係が手配いたします。緊急時、お客様がオープンデッキやパブリックルームにいる場合もすべての船内施設がチェックされ、避難を促します。この場合、介助が必要なお客様はサポートチームが直接集合場所にお連れします。避難場所でライフジャケットをお渡しします。こちらは区域の避難を担当する乗組員が手配いたします。同様に、緊急時に階段で介助を必要なお客様がいらっしゃる場合、この介助は階段周辺で誘導するスタッフが手配いたします。階段の誘導スタッフは、お客様の避難経路のすべての階段に配置されており、また乗務員の階段を使用する場合もあります。
緊急時には、お体の不自由なお客様でもエレベーターはご利用いただけません(世界基準の緊急手順と同様、停電時に閉じ込められる危険性があるため)。また、緊急時に電動の車椅子やカートをご利用のお客様は、手動の車椅子または避難用車椅子への移動が必要となりますので、ご了承ください。電動の車椅子やカートをご利用のお客様を階段で降ろすことは、お客様や乗組員が怪我をする危険性があるためお手伝いすることはできません。
すべてのお子様に、船内のお子様用施設をご利用いただくことをおすすめしています。ただし、1対1のサポートやケアは行っておりません。お子様に特別なサポートが必要な場合は、保護者の方が常に付き添っていただく必要があります。
お子様のお身体に不自由、または健康上の問題があり、アクティビティ・プログラムへの参加を希望される場合は、船内でユースチームにご相談ください。お子様のご登録は、ご出発の15日前までにマイキュナードでご登録ください。その際、できるだけ多くの情報をご記入ください。また、ご予約後に ご利用可能なサポートと医療の質問票 (同じくマイキュナード内)に入力の上、提出してください。