キュナード、185年の航海の歴史を祝う「シー・オブ・グラマー展」の写真を一般公募
2025年1月28日(サウサンプトン、イギリス)
新たな国際的な調査によると、英国と米国では毎年2650億枚もの写真が撮影されているものの、その多くはデジタル機器の中に埋もれ、誰にも見られることなく、共有されることもありません。現在、写真の97%はスマートフォンで撮影されていますが、大切な思い出をプリントしたアルバムに保存している人はわずか3%にすぎません。
デジタル保存への依存は、世代間で記憶のギャップを生み出す可能性があります。実際、72%の人々が「印刷された写真がなければ、将来の世代の記憶が失われる可能性がある」と考えています。さらに、50年後に自分の写真にアクセスできると自信を持っている成人は半数(51%)にとどまっていることがわかりました。
また、調査結果からは、写真保存に対する意識の低さが浮き彫りになりました。大人の4人に3人(75%)は、自分や親戚の子どもの写真を保存し、共有する予定だと答えていますが、実際にはその行動を取らない人も少なくありません。その主な理由として、保存方法が決まっていない(38%)ことや、写真に対する関心が低い(33%)ことが挙げられています。
この傾向は、かつて物理的な写真やアルバムが提供していた歴史的な足跡や、受け継がれる記録に影響を及ぼす恐れがあります。特に、半数以上の大人(53%)が、ストレージ容量の不足や携帯電話の故障によって写真が消えてしまい、その結果、写真を削除せざるを得なかったと認めています。そのため、数えきれない物語やノスタルジックな思い出が、永遠に失われる危険に直面しています。
この問題を改善するため、キュナードは同社の船上で撮影された思い出の写真を、ゲストや従業員、セレブリティに共有するよう呼びかけています。これらの写真は、5月にリバプールにある有名なリバービルディングで初公開される「シー・オブ・グラマー展」で展示される予定です。
この展示会では、キュナードのアーカイブから厳選されたハリウッドのアイコンやミュージシャン、政治家、王族の素晴らしい写真コレクションに加え、一般の方々から新たに寄せられた写真が並びます。象徴的な瞬間を時系列で紹介することで、2世紀近くにわたる大西洋横断の旅の魔法を来場者に体感していただけます。
メアリー・マッカートニーは、この展示会の最後に、自らリバプールで撮影したクイーン・アン「アイコン」の写真を提供します。このユニークな写真は、キュナードとリバプールとの象徴的なつながりを新しい視点から捉え、魅力的に表現することでしょう。
リバプール大学図書館キュナード・アーカイブ担当のシアン・ウィルクス氏は次のように述べています。「185年にわたる比類なきキュナードの歴史を伝える唯一無二の資料であるキュナード・アーカイブは、誰もがアクセスできる素晴らしいコレクションです。今日のイベントが将来のキュナード・アーカイブにどのような影響を与え、ブランドに関わる人々のストーリーがどのように描かれていくのかを見るのが楽しみです。」
キュナード社長のケイティ・マカリスターは、この取り組みの重要性を強調し、「185年にわたり、弊社の客船は数えきれないほど多くのお客様や乗組員にとって忘れられない瞬間を生み出す中心的な存在でした。このイベントは、そうした思い出や物語を祝う絶好の機会です。皆様の経験を共有していただけることで、メアリー・マッカートニー氏がキュナードの素晴らしい歴史を再現し、皆様に楽しんでいただけるユニークな展示会を創り出すことができるでしょう」と語りました。
シー・オブ・グラマー展は、キュナードの185周年を祝う世界規模の展示会となり、キュナードの各船とともにさまざまな国を巡り、世界各地で開催される予定です。
シー・オブ・グラマー展の詳細については、www.cunard.com/seaofglamour をご覧ください。写真の送付は、2025年3月9日(日)までに、 cunardphotography@cunard.co.uk までお願いいたします。