カリブ海のクルーズガイド

トロピカルアイランド、カリブ海に関する観光情報をご案内いたします

カリブ海といえば、やはり白い砂とターコイズブルーの海。とはいえ、賑やかな市場やカラフルな建物、古代の駐屯地(冒険好きの方には、火山、熱帯雨林、サンゴ礁も)などの名所を巡るカリブ海クルーズには観光の醍醐味もたっぷり詰まっています。

カリブ海クルーズのガイドでは、クルーズのハイライトをご紹介しています。カリブ海クルーズの見どころ、訪れるべき島、旅行に最適な時期、お食事の場所、服装、トロピカルアイランド旅行に向けた荷造りアドバイスなどをご覧ください。

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カリブ海を選ぶ理由

一年中温暖な気候、23のユネスコ世界遺産、世界有数の砂浜など、カリブ海の島々は長い間、クルーズファンを魅了してきました。カリブ海は、雄大なトロピカル風景だけでなく、新鮮な魚介類やスパイスの効いた料理、星の数ほどあるラム酒蒸留所(バルバドスだけで1,000以上)、地元の工芸品を販売する活気ある市場、何世紀も前の歴史的建築物など、見どころが数多くあります。

クルーズはカリブ海を探訪するのに最も人気のある方法です。豪華で快適な客船に乗って島々の間を移動でき、荷解きは1度だけで済むという便利さ。往復で航海するカリブ海クルーズの場合(飛行機での移動は不要)、お好きなだけお荷物を船内に持ち込めるというメリットもあります。カリブ海クルーズに必要なものについては、荷造りに関するセクションをご覧ください。

カリブ海クルーズの楽しみ方

カリブ海クルーズでまず期待できるのは、素晴らしい天候でしょう。カリブ海クルーズのシーズンは、11月から2月。降水量が最も少なく、青空が続き、太陽の光が降り注ぐ乾燥した時期に合わせて設定されています。この時期のカリブ海は日光浴に最適で、ビーチを満喫できる日が続きます。

カリブ海クルーズでは、鮮やかな緑の自然も見どころです。南国の気候に恵まれた島々では、エメラルド色の木々や色鮮やかな花をご覧いただけます。ガイド付きのハイキングやヘリコプターツアー、植物園の散策などは、カリブ海の豊かな自然を満喫するのに最適です。

カリブ海クルーズの歴史

カリブ海クルーズは、地中海クルーズやヨーロッパと北米を結ぶ大西洋横断の成功を受けて、19世紀後半から人気を博してきました。1960年代には民間航空も参入し、カリブ海はクルーズの目的地として一番人気になり、また豪華旅行の代名詞として確固たる地位を築き上げました。

現在でも、カリブ海クルーズは変わらず人気があり、フロリダ(フォートローダーデール)またはニューヨーク発着の往復クルーズを運航しています。一般的に、カリブ海クルーズは冬に太陽を求めるための目的地として人気です。多くの旅程が12月から4月にかけて出航しており、寒く暗い日々を避け、砂浜と太陽を楽しみたい方がカリブ海クルーズを選ぶ傾向にあります。

カリブ海クルーズの旅程

カリブ海クルーズの旅程は、東カリブ海、西カリブ海、南カリブ海に寄港するルートからお選びいただけます。それぞれの地域には独特の魅力があり、クルーズ期間が長いほど、より多くの島々を観光することができます。

東カリブ海クルーズでは、アンティグア・バーブーダ、バルバドス、ドミニカ国、セント・キッツ島、セントルシア、トリニダード・トバゴに寄港します。南カリブ海の旅程では、アルバ島、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、キュラソー、マルティニークなど。西カリブ海の旅程は、ジャマイカ、メキシコのカリブ海沿岸、ベリーズ、ホンジュラスなどに寄港します。

ニューヨーク滞在を含めたカリブ海クルーズや、サウサンプトンまたはハンブルグから出発する大西洋横断などは、長期旅行を希望する方に人気があります。カリブ海の太陽が降り注ぐ海岸だけでなく、魅力的な都市を観光する機会をお見逃しなく。

カリブ海クルーズのハイライト

世界最古のラム酒蒸留所からターコイズブルーの海が広がるビーチまで、カリブ海はまさに色彩と美の万華鏡。自然好きの方やスリルを求める方、歴史と文化に目がない方にとって楽園といえる場所でしょう。この熱帯地方の見どころをいくつかご紹介します。

カリブ海クルーズの見どころ

白い砂浜と太陽だけがカリブ海クルーズのすべてではありません。それぞれの島には、探訪心をくすぐる名所と、スリル満点のアクティビティがたくさんあります。

ハリソンの洞窟(バルバドス):ブリッジタウンから車で20分。島で最も壮大な自然の驚異である、全長2.3kmの結晶化した鍾乳洞を訪れます。トラムに乗って移動するガイド付きツアーでは、洞窟の隅々まで見学することができ、時おり停留所で下車して写真撮影したり、石筍を間近で観察したりできます。このツアーでは、カメラをお忘れなく。

モーン・トロワ・ピトン国立公園(ドミニカ国):ドミニカ国はカリブ海で最も緑豊かな島といわれています。その主な理由は、緑豊かなモーン・トロワ・ピトン国立公園の手付かずの熱帯雨林にあります。1997年にユネスコ世界遺産に登録されたこの壮大な国立公園では、熱帯植物や川、山々、まるでタイムスリップしたかのような光景が広がります。ボイリング・レイク、エメラルドプール、ティトウ渓谷(『パイレーツ・オブ・カリビアン:デッドマンズ・チェスト』が撮影された場所)は、キュナードが開催するロゾーのオプショナルツアーでぜひ訪れたい場所です。

ロックランド・エステート(セント・マーチン島): 360度の眺望を誇るロックランド・エステートは、島で最も壮大なビューポイントですが、その本当の魅力は、「フライング・ダッチマン」と呼ばれるジップラインでしょう。世界一急なジップラインといわれる45秒の急降下は爽快な乗り心地で、素晴らしい景色もお楽しみいただけます。また、修復されたプランテーション・ハウスを見学して、セント・マーチン島の歴史を学ぶこともできます。

熱帯雨林の空中トラム(セントルシア): セントルシアの賑やかな港町からわずか30分。そこには、カリブ海で最も忘れがたい体験となる、オープンエアのゴンドラトラムがあります。セントルシア森林保護区内にある空中ゴンドラは、熱帯雨林の上空を滑空し、ハチドリやバナナキツでいっぱいの梢を通り抜けます。ゴンドラ内では自然ガイドが同行し、専門的な解説を交えながらツアーをご案内します。

文化的ハイライト

クルーズでは、さまざまな文化遺産を巡り、カリブ海の歴史や風習、伝統をより深く知る機会をお見逃しなく。

アルバ歴史博物館(MHA)(アルバ島):アルバ島の首都オラニエスタッドにある歴史博物館は、1798年に建てられたゾートマン砦と、1868年に建てられたウィレム3世の塔という、島で最も古い2つの建物を改装したもの。元は灯台だったウィレム3世の塔は、1963年に時計塔として生まれ変わりました。現在、この2つの建物は保護されており、アルバ島の遺産と歴史を初回する少数の展示品や工芸品が展示されています。塔からは、絵のように美しい島の景色を眺めることができます。

フィリップスバーグ裁判所(セント・マーチン島):ワドレー広場にあるこの白い木造の裁判所は、フィリップスバーグの賑やかなフロント・ストリートに建つ謎めいたレストランやショップの中にあります。この建物は、かつてオランダ海軍大将ジョン・フィリップスの邸宅でした。この建物は1793年に建てられ、以前は郵便局、消防署、町の牢獄として使われていました。カリブ海文化で「歓迎」を表すパイナップルの飾りものが付いた鐘楼が目を引きます。

歴史的な駐屯地(バルバドス): ブリッジタウンの英雄広場から約3.2kmのところに、ユネスコ世界遺産に登録されている島の駐屯地があります。ここは、18世紀から19世紀にかけて、イギリス西インド諸島連隊の本部として使われていた旧兵舎です。敷地内には、ジョージ・ワシントン・ハウスとして知られる元アメリカ大統領が住んでいた邸宅など、多くの歴史的建造物が残されています。

カリブ海料理のハイライト

ほのかな甘み、ピリッとしたスパイス、ラム酒、柑橘類の風味がカリブ海料理の特徴です。各島には、地元の屋台、ビーチフロントのバー、郷土料理専門のレストランが軒を連ね、カリブ海の味覚をたっぷりとお楽しみいただけます。

バルバドスのトビウオとクークー、セントルシアの青イチジクとソルトフィッシュ、セント・マーチン島巻き貝と餃子などが、この地域を代表する珍しい食べ物です。ドミニカ国では、伝統的なクレオール料理とフランスのパティスリーが有名です。船上でのダイニングは、高級レストランからプールサイドのグリル、アフタヌーン・ティー、クラシックなパブ料理など、さまざまな選択肢からお選びいただけます。

カリブ海の寄港地ツアー

セント・トーマス島でウミガメと泳いだり、ユネスコ世界遺産のピトンズを観光して地元住民とランチを楽しんだり。カリブ海のオプショナルツアーで思い出に残る休暇をお過ごしください。

スリリングなガイド付きジープ・サファリやトレジャーポイントの世界的に有名な洞窟でシュノーケリング。あるいは潜水艦でカリブの青い海に潜ってみませんか。

グルメな冒険をお求めであれば、クレオール料理の実演や地元のチョコレート農園での試食など、郷土料理を堪能してみてはいかがでしょう。

温泉ツアーや海岸カヤックツアー、緑豊かな熱帯雨林を空中トラムで駆け抜けるツアーなど、カリブ海ならではのスタイルで自然を満喫しましょう。

寄港地でのご滞在がより充実したものになるよう、キュナードは幅広いオプショナルツアーをご用意しています。マイキュナードからオンラインでご予約ください。 また、船内にはツアースタッフが乗船しております。ご乗船後のご予約・お問い合わせは、ツアーデスクにお越しください。

カリブ海のフェスティバルとイベント

カリブ海といえばパーティーといえるほど、クルーズのピーク時期には、人気のフェスティバルやイベント、文化的な祭典がいくつも開催されます。

カラフルなコスチュームを見たいなら、バルバドスのカーニバルやトリニダード・トバゴ・カーニバル、バジャン音楽を祝う無料の野外コンサートであるホータウン・フェスティバルが開催される、新年から灰の水曜日(通常2月前半)の間に訪れるとよいでしょう。

ボクシング・デー(12月26日)と元旦(1月1日)には、伝統的なアフリカン・コスチュームを着た島民たちによる、音楽とダンスに包まれたジャンケーヌ・ストリート・パレードが行われます。5月にはセント・マーチン島のカーニバルが開催され、6月、7月、8月にはカリブ海で最も重要なお祭りの1つ、収穫期の終わりを祝う収穫祭が各地で開催されます。

カリブ海の気候

いつ訪れても、カリブ海では気温が30°Cを下回ることことはほぼありません。しかし、熱帯気候であるカリブ海では雨季が長いため、乾燥した日が続く冬が、一般的にクルーズに最適な時期となります。

シーズンごとのカリブ海クルーズガイドでは、東カリブ海、西カリブ海、南カリブ海の主な天候パターンについてご紹介します。

春(3月、4月、5月)

3月、4月、5月のカリブ海では、気温は高くとも涼しい風が吹き、時折雨が降ることもあります。バルバドスやセントルシア島などのカリブ海南部では、春が気温が最も高く、この時期の日照時間は10時間前後が一般的です。

夏(6月、7月、8月)

カリブ海北部、およびドミニカ国やセントルシアのような山岳地帯の島々では、夏は雨が多い時期です。気温は通常30°C前後で、8月には湿度がピークに達します。海水の温度は泳ぐのに適しています。

秋(9月、10月、11月)

カリブ海では秋がオフシーズンとされます。この時期は降雨量が最高潮になり、ハリケーンシーズンが始まります。天候は変わりやすく、強風で荒れ模様になることもあります。午後から夜にかけてにわか雨が降り、湿度は非常に高い時期です。

冬(12月、1月、2月)

冬はカリブ海を訪れるのに人気の季節です。12月はピークシーズンを迎え、1月は日光浴に最も適した月です。気温はやや下がるものの、日中はまだまだ暑く、夜は爽やかな涼風が吹きます。

カリブ海クルーズの荷造りガイド

カリブ海クルーズでは、日差しの強い他の旅行先と同様に、SPF値の高い日焼け止めローション、水着(ビーチだけでなく、船内のプール用も)、サンダルが必需品です。また、ビーチ用の羽織りものやカフタンなどは水着のままでランチへ出かける時に便利です。

この地域の国立公園や熱帯雨林に行く場合は、歩きやすいハイキングシューズやウォーキングシューズが必要です。リネンやコットンなどの軽い生地は、カリブ海の湿度に負けず涼しく過ごせます。また、突然の雨に降られることもあるため、レインコートがあると便利です。

カリブ海クルーズの読書リスト

太陽を浴びながら、冷たいドリンクを片手に、静かに打ち寄せる波の音を聞く。カリブ海クルーズは、読書を楽しむのに絶好の場所です。カリブ海を舞台にした物語に没頭したいなら、ハーマン・ウークの『ドント・ストップ・ザ・カーニバル』、モニーク・ロフィーの『ザ・マーメイド・オブ・ブラック・コンク』、ティモシー・ウィリアムズの『アナザー・サン』などがおすすめです。

カリブ海クルーズに関するよくあるご質問

カリブ海の魅力発見

カリブ海の寄港地観光

蒸し暑いジャングル、サファイア色の海、白砂のビーチなど、個性豊かな島々を訪ねましょう。さまざまなご要望にお応えするツアーをご用意しております。

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カリブ海の寄港地

カリブ海の港は、料理、言語、建物など、島ごとに異なる影響が見られますが、親しみやすくのんびりした雰囲気はどの島にも共通しています。

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隠れた名所の数々

カリブ海といえば、一年中降り注ぐ太陽と砂浜で有名ですが、それだけではありません。4つの人気寄港地を巡り、カリブ海料理を楽しむツアーにぜひご参加ください。

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