ノルウェーフィヨルドのクルーズガイド

優美なノルウェーフィヨルドのクルーズについての情報をご案内いたします。

ノルウェーは、息を呑むほど美しい自然に囲まれたスカンジナビアの宝石です。きらめくフィヨルド、雪を頂く山々、うっとりするようなオーロラが輝く魅惑的な白夜のこの国は壮大な楽園です。

ノルウェーへのクルーズで、他では味わえない景色や体験をお楽しみください。このおとぎ話のような国への旅を最大限に満喫する方法もご紹介します。

ノルウェーのクルーズを選ぶ理由

ノルウェーが、世界有数の自然美を誇るエキサイティングな旅行先であることは言うまでもありません。きらきらと輝くフィヨルドや澄みきった滝から、魅惑の氷河や雪が積もる山々まで、ノルウェーの魅力的なフィヨルドを巡る船旅では、自然の美の比類なき姿といまだ人の手が入っていない美しい陸地をご覧いただけます。

ノルウェーのクルーズでは、北大西洋と凍てつく深い森の生態系のおかげで、ここでしかできない野生動物との触れ合いの機会が得られます。

たとえば、ノルウェーの海岸沿いではゼニガタアザラシ、ワモンアザラシ、さらにはマッコウクジラやシャチなども見られます。また、陸地ではホッキョクギツネ、ヘラジカ、トナカイ、大人気のホッキョクグマなど、ユニークな生物をたくさん観察でき、空にはオジロワシや他の猛禽類などバードウォッチャーが喜ぶような鳥が飛び交います。

ノルウェークルーズの歴史

ノルウェーの海岸線は、南から北に向かって、北海、ノルウェー海、バレンツ海の3つの海に接しています。

20世紀までは、ノルウェーの海岸の人口はまだらだったため、船の用途は漁業や不定期の海岸の移動に重点が置かれていました。19世紀後半には、地元の航路に重点を置いた客船、ノルウェージャン・コースタル・エクスプレスが開通しました。クルージングは、1966年にノルウェージャンクルーズラインが設立されたのをきっかけに始まりました。ほどなくして、キュナードのいくつかの船を含め、多くの船がこの海域を定期的に航海するようになりました。

キュナードは、ノルウェーと長年にわたる関係を築いており、クルーズにふさわしい世界最高の地域の1つとして高く評価しています。クイーン・ヴィクトリアとクイーン・メリー 2は、この魅力的な地域への船旅を定期的に行っているため、お客様方は自然美を手軽にご体験いただけます。

ノルウェークルーズのルート

ノルウェークルーズでは、趣ある村や文化が色濃く漂う活気ある都市を満喫する機会にあふれています。 ノルウェークルーズで訪れる人気の港の1つは、多くの人々に愛される芸術遺産、文化、そして緑地やリラクゼーションスポットを持つ、活気あふれる国際的な首都オスロです。ガイランゲルへのツアーでは、フィヨルドの中心部で静寂を味わい、ベルゲンでは象徴的な波止場を、フロムではそびえ立つ山々と緑豊かな草地がつくる絵のように美しい風景をお楽しみください。

キュナードのルートには、サウサンプトン―ニューヨーク間を往復し、ベルゲン、オルデン、フロム、スタヴァンゲルに立ち寄る21泊のグランドノルウェー観光、サウサンプトンを出発してオーレスン、ノールフィヨルド、オルデン、インヴィックフィヨルド、スタヴァンゲルに立ち寄り、サウサンプトンに戻る、人気の7泊のフィヨルドクルーズなどがあります。

ノルウェークルーズの寄港地

キュナードのノルウェークルーズには、自然の風景と文化遺産の両方が含まれているため、この目的地の魅力を余すところなくお楽しみいただけます。

オーレスン

このアールヌーボー様式の宝石のような町にはおとぎ話のような塔、ドラゴンの彫刻や神話上の人物の絵画で装飾された建物などがあり、遠くには雪を頂く山がそびえます。

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ガイランゲル

小さなガイランゲル村は、このフィヨルド地域で最も訪れたい場所の1つです。氷河が作った斜面の低地にある魅力的なロケーションに加えて、滝がお好きな方には特に見どころが満載です。

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トロムソ

北極線から北に約402kmの場所に位置するこの町には、いたるところに旅のヒントがあります。バーにはアークティックビールが豊富に揃い、北極教会は幾何学的な氷河を思わせる形をしており、ストールシュタイネン山に登るケーブルカーからは他では味わえない景色をお楽しみいただけます。

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オルデン

山々には巨大な滝が流れ落ち、ミネラル豊富なロヴァトネット湖は乳白色のターコイズブルーに光り、ケンダル氷河は緑色に輝いています。このノールフィヨルドの村は必見です。

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ベルゲン

ノルウェーで2番目に大きな都市、ベルゲンは「フィヨルドへの玄関口」です。この町の海運業と石油産業は引き続き経済的に重要な役割を担い、文化と歴史の中心地として繁栄を続けています。

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フロム

この寄港地は鉄道ファンの方におすすめです。小さなフロムの村から、世界的に有名な魅力たっぷりの線路が約21kmにわたって伸び、列車がソグネフィヨルドの壮大な氷河沿いをゆっくりと蛇行しながら登っていきます。

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ノルウェークルーズのハイライト

ノルウェーは、訪れる人を魅了する宝のような土地です。こののどかな土地へのクルーズはどれも忘れられない景色と思い出に満ちています。しかし、その中でも決して見逃せないものがいくつかあります。

ノルウェークルーズの見どころ

ノルウェーの多様な自然の景観は、まさに目を見張る光景であり、心に強い印象を残すに違いありません。

アウルランフィヨルド:世界で最も美しいフィヨルドの1つであるアウルランフィヨルドの感動的な景色を見る際にはカメラをお忘れなく。高い山々と豊かな緑に包まれたフィヨルドは、ネーロイフィヨルドを囲む世界遺産地区の一部となっています。

フロム:この魅力的なノルウェーの村は、この地への船旅で見逃せないスポットです。青々と輝くフィヨルドと険しい山々に囲まれた、絵はがきのように美しい風景がお客様を魅了します。歴史あるフロム鉄道をご予約になり、流れ落ちる滝やそびえ立つ山々を間近でお楽しみください。

ソグネフィヨルド:ノルウェー最長のフィヨルド、ソグネフィヨルドの急斜面と壮大な山の驚異的な眺めは、クルーズの忘れられない思い出になることでしょう。かつてバイキングが航海したのと同じ海をクルーズするこの機会をぜひお見逃しなく。クルーズの後は、陸上の美しい自然が待っています。

おすすめ文化施設

バイキングから民間伝承まで、ノルウェーは独自の伝統を称える文化的な見どころであふれています。

オスロのノルウェー民族博物館:1894年に設立されたこの博物館は、ノルウェー最古かつ最大の民族博物館で、1500年から現在に至るまでのノルウェーの生活を再現した村を歩いてみることができます。

オスロのバイキング船博物館:ノルウェーのバイキングの歴史に興味がある方必見のこの博物館には、800年から900年の間に造られたとされる本物のバイキング船が3隻展示されています。各船がどのように発見され保存されたかを学び、内部から回収された遺物を見学できます。

おすすめグルメ

伝統的なノルウェー料理は自然の景観と海の要素をふんだんに取り入れており、地元の旬の食材にヒントを得た典型的なごちそうが豊富に揃っています。ラム肉は広く親しまれており、カツレツやマトンを海塩で煮込んだものから、蒸したりカバの枝でスモークした子羊のリブまで、さまざまな調理法で調理されています。

また、ジビエも人気が高く、レストランでもよく提供されています。ヘラジカ、トナカイ、また、スモークや塩漬け、あるいは干したライチョウは、ノルウェーで最も人気のあるジビエのメニューの1つです。

ノルウェーは、さまざまなチーズがあることでも知られており、その中でもノルウェー産のブラウンチーズであるブルノストはおすすめです。

地元の料理に加え、各寄港地では試食をする機会もあります。また、船上でも、ゴールデン・ライオン・パブでのガストロパブ料理、メインレストランでの美食ダイニング、ザ・リドまたはキングス・コートでのブッフェスタイルのお食事、伝統のアフタヌーン・ティーなど、多彩なお食事をお楽しみいただけます。

ノルウェーのオプショナルツアー

キュナードでは、どの寄港地でも自由に観光していただけますが、ノルウェーのクルーズをより充実したものにする日帰り旅行やオプショナルツアーも豊富にご用意しています。

徒歩、ケーブルカー、あるいは山岳列車で観光したり、ガイド付きで文化スポットを巡ったり、地元の観光スポットを散策して伝統的な料理を味わったりしてお過ごしください。キュナードが提供するツアーについては、クルーズのご予約後、マイキュナードにログインの上ご選択いただけます(クルーズ出航前の365日前からご利用可能です)。

ノルウェーのフェスティバルとイベント

ノルウェー文化においては、食、音楽、映画の祭典が中心的な役割を担っています。ノルウェーの夏は、人気があるジャンルやニッチなジャンルの音楽フェスティバルが目白押しです。ジャズ、ブルース、コンテンポラリーから実験音楽まで、音楽好きにとってノルウェーのフェスティバルは定番です。

映画好きの方は、1月に開催されるトロムソ国際映画祭や、アフリカ、アジア、南米の作品を中心としたオスロのFilm fra Sør(南からの映画祭)をお楽しみいただけるでしょう。

ノルウェークルーズでオーロラを満喫

世界的に有名なオーロラを目の当たりにするというのは、本当に夢のような体験です。SF映画の風景を思い起こさせる、うっとりするようなオーロラの緑色の色合いが夜空をライトアップする光景は壮観です。

ノルウェーの季節と天気

ノルウェーのクルーズは通常6月から8月に行われ、この時期がピークシーズンです。キュナードでは通常、7月から11月のクルーズをご用意しています。

オーロラを見られるかどうかの予測はほぼ不可能ですが、10月から3月にかけての晴れた夜は見られる可能性が高くなります。

ノルウェーの気候

温暖なメキシコ湾流のため、ノルウェーはアラスカやグリーンランドなど同じ緯度にある他の地域よりも穏やかな気候に恵まれています。それでもなお、ノルウェーの気候は地方によって大きく異なる可能性があり、地域差も珍しくありません。

ノルウェーの荷造りガイド

年間を通じて、突然の雨に備えて防水ジャケットをご持参ください。また、春の寒い時期、秋、冬には、暖かいフリースや重ね着できるように衣類をたくさんお持ちください。また、ハイキングやオプショナルツアー、デッキでのひとときに着込めるよう、厚手の靴下や歩きやすいブーツ、帽子、手袋、マフラーなども欠かせません。防風・防寒対策として、ウィンドブレーカーもおすすめです。

スパのご利用や船上プールの利用を検討されている場合には、水着やビーチサンダルも必要となります。ジムやエクササイズクラスで汗を流したい方は、動きやすいスポーツウェアがおすすめです。また、カメラや双眼鏡は、必見の自然や野生動物の観察に最適です。

航海中のイブニングウェアに関しては、多くのお客様が夜にスマート・アタイアーに着替えるチャンスを楽しみにされています。まるで劇場や海岸沿いの素敵なレストランに出かけるときのようにドレスシャツやズボン、カクテルドレスを選んでみましょう。よりカジュアルな雰囲気をご希望のお客様には、気軽な服装でお越しいただける船内施設もございます。

7泊のクルーズごとに最低1回開催されるガラ・イブニングでは、素敵にドレスアップしてフォーマルウェアをご着用ください。ディナージャケットやロングドレスで、個性を輝かせるチャンスです。ご出発前にマイキュナードから、ガラ・イブニングのテーマを確認することができます。昼や夜の服装については、荷造りガイドをご覧ください。

おすすめの読書リスト

デッキでくつろいで過ごしたり、爽やかな北欧の空気を吸い込んだり、素敵な本に没頭したりというシンプルな楽しみは、とても貴重なひとときです。ノルウェーの魅力的な小説を楽しむなら、ノルウェーで読むのが一番です。

歴史小説やスリルに富んだ小説、旅行記、ノルディック・ノワールなど、ノルウェーの文学作品を数多くご用意しております。ノルウェーのクルーズでは、クヌート・ハムスン著『土の恵み』、ハルビョルグ・ヴァッスムー著『ディーナの愛』、ヤン・ギィユー著『The Bridge Builders(橋梁架設者たち)』の3冊がおすすめです。