クイーン・ヴィクトリアの歴史

クイーン・ヴィクトリアの誕生は21世紀初頭に遡ります。クイーン・ヴィクトリアは、かつての姉妹船と同様、伝統的な豪華さとモダンなアメニティを融合し、比類なきクルーズ体験をお求めのお客様にご満足いただけることを念頭に設計されました。

クイーン・ヴィクトリアの建造は2004年にイタリアのフィンカンチエリ造船所で始まり、ここで熟練した職人が堂々とした船体と豪華なインテリアを丹念に作り上げました。全長274mを超えるクイーン・ヴィクトリアは、2,000名様まで収容可能。クラシックなデザインと現代的な快適さが融合した、海洋工学においては驚異的な存在です。

2007年12月10日、イングランドのサウサンプトンで、壮大なファンファーレと大きな期待を受ける中、クイーン・ヴィクトリアはカミラ王妃陛下（当時はコーンウォール公爵夫人）より命名を受けました。クイーン・ヴィクトリアが、世界の海へ探検と冒険の船旅に出る処女航海へと出航する際のこのセレモニーは、キュナードの歴史において、重要な出来事となりました。

クイーン・ヴィクトリアの処女航海は、ラグジュアリーなクルージングの贅沢な世界を垣間見てみたい、と世界中のお客様の興味を掻き立てました。地中海の絶景と北欧の起伏に富んだ海岸線を背景に、お客様は、素晴らしいレストランやワールドクラスのエンターテインメント、非の打ち所のないホワイトスター・サービスを堪能しました。

クイーン・ヴィクトリアが時代を超えたエレガンスと細部へのこだわりで一線を画していることは、デザインやアメニティのあらゆる面からはっきりとわかります。クラシカルなキュナードの装いをまとった風格ある外観から、豪華な装飾が施された客室や公共スペースまで、クイーン・ヴィクトリアは洗練されたラグジュアリーの雰囲気を醸し出しています。

クイーン・ヴィクトリアで最も愛されているエリアは象徴的なグランド・ロビーです。吹き抜けの階段、磨き上げられた大理石の床、壮麗なシャンデリアで彩られた、この船の美しい中心部です。ここに集まるお客様は、時を超えた海の旅のロマンスに浸りながら、おしゃべりしたり、リラックスしたり、お飲み物を楽しんだりしてひと時を過ごします。

クイーン・ヴィクトリアは、長年にわたりラグジュアリークルーズの代名詞となっており、その比類なき魅力とホスピタリティを何度でも体験されたいと乗船を重ねられる、愛着をお持ちのお客様もいらっしゃいます。この船のレガシーは、商業的な成功の範囲を超え、海洋史における卓越性と伝統の象徴となっています。

クイーン・ヴィクトリアは、クルーズの不変の魅力を世界に伝えながら、海の旅の技術を守る上で重要な役割を果たしてきました。世界の海を航海し続ける限り、クイーン・ヴィクトリアは、エレガンスと洗練の象徴であり続け、他の船とは一線を画す探検と魅力の船旅へとお客様をいざないます。