Top tips for cruising in the Caribbean
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カリブ海は、日光浴を求める旅行者がまず頭に思い浮かべる場所でしょう。世界のほとんどが凍てつくようなときでも、高い気温と、塩と見間違うほどの白砂に恵まれたこの楽園は、まるで無人島のように孤立しています。しかし、その素晴らしいビーチにより、カリブ海は砂浜の住民にとってはオアシス以上の存在となっています。
スペイン、オランダ、フランス、英国からの入植者が残した足跡、その遺産が今日、カリブ海を訪れる人々が目にする多面的な姿を生み出しています。この地域は、地球上でも有数の生物多様性の豊かさを誇り、言葉では表現できない美しさが見られる地域でもあります。また、カリブ海のグルメは多国籍で甘みとスパイスが食欲をそそります。
クリストファー・コロンブスは、1492年にカリブ海を発見したとき、インドに到着したと勘違いをしました。東インド諸島と区別するため、彼はこの島々を西インド諸島と名付けました。この言葉は、今日でもカリブ海と結びついています。
英語はカリブ海諸国で広く使われており、ほとんどの島の公用語ですが、英語だけが英国の遺産ではありません。西インド諸島クリケットチームがこの地域を代表しているように、クリケットも人気のスポーツです。
カリブ海の人々を悩ませた海賊の中でも最も悪名高いサム・ロードは、木の間にランタンを置き、街に見せかけて船を海岸へとおびき寄せていました。疑いもしなかった船がサンゴ礁に乗り上げたところを、ロードが襲ったのです。
地元の工芸品や数百年の歴史を持つラム酒から、ユネスコの世界遺産に指定されている建築や魅力的な風景まで、キュナードのカリブ海クルーズで発見できることをご紹介します。
南西沿岸部に位置するブリッジタウンは、ラム酒発祥の地として知られる島、バルバドスの首都です。現在は、1703年に遡る歴史を持つ最古のマウントゲイを含む1,500軒以上の蒸留所が、432km²の範囲に点在しています。
1627年に英国に植民地化されたバルバドスは、1960年代に独立を果たしましたが、今も現役の英国国王が、国家元首を務めています。ブリッジタウンへの訪問では、18世紀と19世紀に建てられたバルバドス・ギャリソンをはじめ、その歴史を思い起こさせる光景を数多くご覧いただけます。現在ユネスコ世界遺産に登録されている要塞、武器、地下トンネル、ジョージア様式の邸宅(ジョージ・ワシントン大統領が滞在したことのある場所)などは、この島で最も人気のある観光名所の一つです。
ココナッツ、バナナ、マンゴーを覆い隠す、広大な熱帯雨林に囲まれたセントルシアは、カリブ海で最も壮大な自然の風景と、万華鏡のように多彩な海洋生物が生息する海を誇ります。ユネスコの世界遺産に登録されている火山、ピトン山や、ウミガメの間を泳ぐ機会のある魅惑的なアンス・チャスタネット・リーフなどは、アドベンチャーを求める方やハネムーンのお客様に人気の観光地です。
島の州都カストリーズには、ギャラリー、職人が手がけたショップ、伝統的なクレオール料理を提供するレストランがあります。フランス人によって築かれ、後に英国海軍によって利用されたカストリーズは、さまざまな飴色の家で溢れており、その中心には活気溢れるカストリーズ中央市場があります。異国情緒溢れるフルーツやスパイス、バスケットやビーチウェアなど、天然素材の工芸品が並ぶこのマーケットは、常時300を超える店舗が出店し、カリブ海で最大規模と高い評価を得ています。
セント・マーチン島のオランダ領にあるフィリップスバーグもまた、観光客を魅了するカリブ海クルーズの港です。フロント・ストリート沿いに並ぶ美しいキャンディーカラーの建物の中には、カリブ海でも指折りの免税店が軒を連ねています。この魅力的な首都は、貴重な宝石や電子機器を買うのに最適です。一方で、頭上わずか15mの高さを降下中の飛行機が通り過ぎていく、有名なマホなどのビーチでは、世界中の観光客を引き寄せる、心躍る体験が味わえます。
しかし、セント・マーチン島で最も興味深いのは、その歴史です。紀元800年頃に先住民のアラワク族が住み着いたこの島は、後にフランスとオランダの入植者たちによって争われ、1600年代に両国で土地を分割することで最終的に同意しました。この取り決めが今日も続いていますが、2つの領土の境界は厳重なものではありません。サン・マルタンと呼ばれるフランス領の半分へは、フィリップスバーグへの寄港で簡単に訪れることができます。
自然の島と呼ばれるドミニカは、カリブ海で最も野生的で色鮮やかな緑を持つ島の1つです。美しい景観の中で登山を楽しめる場所が多く、ハイカーに大人気です。ユネスコの世界遺産に登録されているトロワ・ピトン国立公園内の、沸き立つ湖への登山道が最も人気があります。火山活動に熱せられた淡水が沸き立つ湖は、世界で2番目に大きく、ドミニカで最も有名な自然の驚異の1つです。
また、首都ロゾーのドミニカ植物園でも、島の美しい自然をさまざまな方法でお楽しみいただけます。大英帝国の時代に作られた約60万m²の敷地にはオアシスがあり、熱帯の動物の間を野鳥やトカゲが歩き回っています。
園内でも象徴的な木の1本であったアフリカバオバブは、1970年代にハリケーンで倒れ、近くにあった無人のスクールバスを押しつぶしました。現在も当時のままの姿で残っています。
カリブ海クルーズに来たなら、ぜひ現地料理を試してみましょう。どの島でも、おいしい料理がきっと見つかります。トビウオとクークー(写真)、スコッチボネット(カリブ地域のトウガラシ)を使った辛いバルバドス風の魚のシチュー、セントルシアの塩漬けのタラとグリーンフィグ(実際はバナナ)の美味しい朝食など、カリブ海の料理は新鮮でボリュームがあり、香り高いのが特徴です。
カストリーズ中央市場には、地元の名物料理(香りが食欲をそそります)を売る屋台がたくさんあります。また、フィリップスバーグのビーチフロントにある遊歩道には野外で食事できる場所があり、コンチ・アンド・ダンプリング(巻貝と団子のスープ)などを楽しめます 伝統的なクレオール料理からフランス風のパティスリーまで、ロゾーはグルメなお客様にぴったりの寄港地です。
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