東か西か:地中海クルーズのルート
キュナードは数十年にわたって地中海を航海しており、キュナードを象徴する赤い煙突は、この地域のさまざまな港で知られています。この歴史ある海では、興味をそそる歴史と美食の魅力の両方が待っています。地中海クルーズでは、どちらのルートを選びますか?
東地中海クルーズ
朝から神殿を観光する、あるいは金色の砂浜で静かに数時間過ごすのが完璧な休暇のプランという方には、東地中海のクルーズ日程がぴったりです。ギリシャの島々、トルコの神殿、クロアチアの城など、このクルーズではイタリアの東海岸から地中海の東端まで訪れます。
チビタベッキア(ローマの玄関口)で乗船し、トルコの一部とギリシャの島々を巡る2週間のクルーズに出発することもできます。太陽神アポロンの祝福を受けたと言われるロードス島に立ち寄り、世界七不思議の1つである巨象を訪れるのもよいでしょう。
エフェソスと古代の神殿への海の玄関口であるクシャダスは、自然の宝庫であり、風景を愛する人々にとっては夢の街です。ボートツアーもおすすめで、近くの湾まで行き、この海域に棲む生き物たちを観察したり一緒に泳いだりするのも良いでしょう。
トルコ沿岸のクルーズではダーダネルス海峡を通り抜けることもあります。この海峡は、今日の国際航路に使われる航路でも最も狭い海峡の1つです。また、ダーダネルス海峡はヨーロッパとアジアの境界の一部をなしており、海峡の通過時には、ドリンクを片手にデッキで過ごすのがおすすめです。海峡を通り抜けると、船はマルマラ海に入り、次の寄港地、イスタンブールに向かいます。
黒海の入り口に位置するイスタンブールでは、さまざまなアクティビティをお楽しみいただけます。有名なブルーモスクも見どころの1つですが、市内には初めて訪れる方にもリピーターの方にもおすすめの場所がたくさんあります。賑やかなマーケットで手作り品を見て回ったり、伝統的なコーヒー、メゼ、エジンチーズ、そしてもちろん「ターキッシュ・デライト(トルコのお菓子)」などのトルコの味を味わったりしてお過ごしください。
ダーダネルス海峡を戻り、ギリシャのサントリーニ島へ向かいます。白塗りの壁と青いドームの家々が崖に沿って建ち並ぶ光景により、最も有名な地中海の港の1つとなっている場所です。赤い火山砂で有名なレッドビーチや、ロスト・アトランティック・エクスペリエンス博物館もぜひ訪れてみましょう。
東地中海クルーズの最後の2つの港はいずれもギリシャにあります。アテネへの玄関口であるピレウスと、オリンピアツアーの出発点であるカタコロンです。ピレアスから車で15~20分ほどでアテネの中心部に到着します。アテネへは、タクシーや観光バスで簡単にアクセスできます。ここに来ると、港で1日を過ごす方法が無限にあるように感じられます。民主主義の発祥の地の探訪、有名なアクロポリスの観光、ミュージアムやギャラリー、地元のブティックの訪問、美味しいギリシャ風メゼを心ゆくまで召し上がるのもおすすめです。
西地中海クルーズ
地中海の歴史と近代的な文化を探訪するなら、西地中海クルーズがぴったりでしょう。西地中海はジブラルタル海峡からイタリアの西海岸にかけて広がっており、色彩豊かなスペインの都市、伝統的な島の街、美味しい料理にあふれたイタリア各地などが含まれます。例として、バルセロナから東に向かい、ローマに近い寄港地チビタベッキアまでの7泊の素晴らしいクルーズをご紹介いたします。
バルセロナは街自体が観光地であり、カタルーニャ人の有名な建築家兼デザイナー、ガウディが手がけた建築の宝庫です。象徴的な建物を見るには市内ウォーキングツアーが最適です。また、バルセロナは美食の中心地でもあります。タパスをリオハワインやテンプラニーリョワインとともに楽しむのも、この地を訪れる喜びです。
出港後、船上での最初の1日は終日航海日です。この休暇の1日目は、キュナード船を十分に発見してみましょう。プールサイドで地中海の太陽を浴びるのもよいでしょう。
翌朝は、フランスの南海岸にあるトゥーロンの風景と音で目覚めます。天然の港に囲まれ、フランス海軍の歴史が息づくトゥーロンに寄港すれば、歴史的な港やオペラハウス、トゥーロン大聖堂を堪能することもできるし、フランス・プロヴァンス地方に足を伸ばしてブドウ畑や伝統的な村々、広大なラベンダー畑を散策することもできます。
そして、西地中海クルーズの次の寄港地はサルデーニャ島のアルゲーロです。海岸に降り立って観光に出かける前に、船のデッキから石造りの古い要塞をご覧ください。「リトル・バルセロナ」として知られているアルゲーロは、スペインの影響を色濃く受けていますが、街角のいたるところに美味しい食べ物があり、白砂のビーチがあるところはイタリアの魅力が息づいています。街の郊外を観光したい場合は、オリーブ園、ワイナリー、松林など、緑豊かな自然を冒険する旅に出てみてるのもおすすめです。
アルゲーロの後は、船でリラックスできる航海日です。その後、イタリアのメッシーナに寄港します。この港はメッシーナ海峡のすぐそば、イタリア本土からわずか4.8km離れたシチリア島に位置しています。歴史的に交易の中心地として栄えた街は、今では観光客向けのブティックや露店が軒を連ねる賑やかな街となりました。近隣のエトナ山が遠くに見え、寄港地観光ツアーで訪れることも可能です(空席状況によります)。メッシーナ海峡はティレニア海とイオニア海に直結しており、5月から7月にかけては渡り鳥やメカジキが集まります。メッシーナに寄港した後、船は夕方に海峡を渡り、北上してナポリに向かいます。
ナポリはピザが生まれた場所ですが、名物はそれだけではありません。近隣の街、ポンペイ(キュナードの寄港地観光ツアーあり)はユネスコ世界遺産に登録されており、約2,000年前のベスビオ山の噴火時の人や家が完璧に保存されていることで知られています。
船上での最後の朝は、チビタベッキアの海岸に到着する前に、ゆっくりと朝食をお召し上がりください。この活気あふれる港町は、イタリアの首都ローマからわずか2時間であり、キュナードの西地中海クルーズの終点です。クルーズの下船後は、現地のホテルに滞在して美しい街ローマにある数々の史跡を観光することもできます。
地中海クルーズ
東か西のルートで迷われている場合は、両方の港をカバーするキュナードの地中海クルーズがおすすめです。
地中海のクルーズ日程では、西と東のおすすめ寄港地に立ち寄ります。バルセロナを出発して、地中海の島々を巡り、メッシーナ海峡を渡って、イタリアの海岸沿いを航行してギリシャの島々やクロアチアへ向かいます。
地中海に就航する全クルーズを検索したり、2024、2025、2026、2027年発のクルーズ、または寄港地、出発港、到着港を選択して、ご希望のクルーズを絞り込み検索したりすることが可能です。