Queen Elizabeth sailing through Glacier Bay, Alaska

Cunard

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建造と進水

イタリアのモンファルコーネにあるフィンカンチエリ造船所で建造されたクイーン・エリザベスは、2010年10月にサウサンプトンで、名付け親であるエリザベス2世女王陛下より命名を受けました。この船の内装にはアールデコ調のデザインが施されており、キュナードのRMSクイーン・エリザベスに敬意を表したものとなっています。クイーン・エリザベスは、数々の素晴らしい船上エンターテインメントと温かく親しみ深い乗組員により、世界中のお客様からご好評をいただいております。

Queen Mary 2 in Hong Kong harbour

重要な数字

客室とスイート

クイーン・エリザベスは1,045室の客室を擁し、そのうち9室がシングルルームで738室がプライベートバルコニー付きの客室です。9種類の客室があり、その中でも最も大きなグランドスイートは最大で138m²の広さを誇ります。この船に6室あるグランド スイートである、トンプソン、ブリッテン、ロストロン、ビセット、チャールズ、イリングワースの各スイートは、国王および国に対する功績によりナイトの称号を叙せられたキュナードのコモドアーたちにちなんで名付けられました。

船内施設と特徴

クイーン・エリザベスに乗船すると、まず荘厳なグランド・ロビーに迎えられます。この3階吹き抜けのロビーには、デビッド・リンリーによる寄木細工のパネルが飾られています。そのすぐそばにある2階建てのライブラリーには、鉛枠ガラスの天井があり、蔵書数は約6,000冊にのぼります。

 

屋外では、パドルテニス、クロケット、ボウリングなどを屋根付きのゲーム・デッキでお楽しみいただけます。クイーン・エリザベスには、2か所の屋外プールと5か所のジェットバスがあります。これとは別にマレール スパ内にもプールがあります。

 

夜には、世界最大の海上ダンスフロアであるクイーンズ・ルームで踊ったり、3デッキの高さを誇るロイヤル・コート・シアターを訪れたりしてお楽しみください。800名様まで収容可能なロイヤル・コート・シアターには、プライベートボックスもご用意。船上でご予約を承っておりますので、特別な夜にぜひご利用ください。

ダイニング

キュナードの他の客船と同様、クイーン・エリザベスのメインダイニングレストランには、2デッキ吹き抜けのブリタニア・レストランブリタニア・クラブ・レストラン、洗練され、居心地の良いプリンセス・グリル・レストラン、そしてクイーンズ・グリル・レストランがあります。また、ステーキハウス・アット・ザ・ベランダカフェ・カリンシアなど、スペシャリティ・レストランもご利用いただけます。キュナードのお客様に人気のゴールデン・ライオンでは、本日の特製パイなど、伝統的な英国パブの定番料理をご用意。カジュアルなリド・レストランでは、ブッフェスタイルの朝食、昼食、夕食、深夜の軽食をお召し上がりいただけます。打ち解けた雰囲気のスペシャリティ・レストラン、ディナー・アット・ザ・リドも毎晩営業しております。プールサイドで楽しいひとときを過ごしたい方は、日中はリド・グリルでカジュアルなアルフレスコ・ダイニングをお楽しみください。

ウェルネス&ビューティー

クイーン・エリザベスには、姉妹船と同様に、海にインスピレーションを得たトリートメントを提供しているキュナード限定のスパ、マレール ウェルネス&ビューティーがあります。大きなタラソセラピー・プール、海草浴のリチュアルを体験できるウェルネススイート、音響共鳴ラウンジャー付きのメディテーションルーム、サウンドセラピー施設、多機能フィットネスセンターとスタジオスペース、海を望む広々としたジムなど、充実した設備をご用意しています。

豆知識

  • クイーン・エリザベスは12のお客様用デッキを備えており、喫水線からの高さは約56mで21階建ての建物の高さに匹敵します。
  • 船には3つのアンカーがあり、2つが実際に使用され、残りの1つは予備です。
  • クイーン・エリザベスでは、毎日327本のシャンパン、297本の赤ワイン、327本の白ワインと287リットルのフルーツジュースが飲まれています。
  • 年間では、スモークサーモン約5,870kg、朝食用シリアル1万5,817kg、スクランブルエッグ5万4,947kgが船上で消費されています。
  • クイーン・エリザベスでのお茶の年間消費量は、オリンピックサイズの水泳プールをいっぱいにするほどで、毎日使用するティーバッグは2,615個以上です。また、コーヒーは毎年2万6,789kg使用されています。