クイーン・メリー 2の命名式にご出席された女王陛下

クイーン・エリザベス 2の命名式から37年後の2004年1月、エリザベス二世陛下はサウサンプトンでクイーン・メリー 2の命名式にご臨席なさいました。

多くの特別ゲストが出演し、この種のイベントの中でも最も華やかなものの1つと今でも広く評価されている、真に記憶に残る日となりました。英国王立海兵隊楽団(ポーツマス)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ソプラノ歌手レスリー・ギャレットが、英国でも有数の著名指揮者、アンソニー・イングリスの指揮のもとで演奏を行いました。

船の除幕式は、しばしば最も印象的な瞬間であるといわれます。英国の国民的歌手ヘザー・スモールが彼女の愛唱歌『プラウド』のロングバージョンを歌う中、グレーのシルクのカーテンがステージの後ろに下げられました。

この日は1月でしたが、女王陛下がその長い治世中に1月に公務にお出ましになったのは初めてのことでした。そして破られた前例はこれだけではありませんでした。陛下は、キュナード船の進水時にこれまでにないことを行いました。彼女は船首でシャンパンのボトルを割ったのです。

キュナードとフレンチラインは数十年来のライバル関係にあったため、歴史的にキュナードは船の進水式でフランス産のシャンパンを使用することを拒否し続けてきました。クイーン・メリー 2の命名前、女王陛下、その母君、祖母君、そして初期の船々の数十のスポンサーは全員、式典のこの象徴的な瞬間にエンパイア・ワインのボトルを使用していました。

クイーン・メリー 2は、出航前にシャンパンの祝福を受けたキュナードの初めての船であり、それに合わせて、洋上初のヴーヴ・クリコ・シャンパン・バーが併設されました。

英国王室とのつながりは、私たちキュナードの長年の誇りであり、女王陛下とこの新しい「初めて」を分かち合えたことはまさに光栄なことでした。

キュナードとエリザベス二世女王陛下とのつながり

エリザベス王女陛下のご訪問

1938年9月、12歳のエリザベス王女殿下、キュナード式典にご臨席。その後数多くの式典にご臨席いただくこととなります。

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QE2にご乗船になるエリザベス二世陛下

1967年にキュナードを象徴する船の1つ、クイーン・エリザベス 2のクライドバンクにおける命名式の後、女王陛下は処女航海に出る前のご自身の名を冠した船をご訪問されました。

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QEの命名式に出席されたエリザベス二世陛下

2010年、エリザベス二世陛下は再びサウサンプトンを訪れ、クイーン・エリザベスの命名式にご臨席なさいました。これがキュナードにとって女王陛下にご臨席いただいた最後の命名式となりました。

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敬愛する女王陛下との最後のお別れ

女王陛下の逝去のニュースが世界中に流れたとき、アナウンサーにして王室記者のキャロライン・アストン氏が船上から思いを語っています。

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