アブダビ(アラブ首長国連邦)
アブダビへようこそ
アブダビ市は1つの島から成り、船で到着する観光客が多くいます。アラブ首長国連邦の首都であるアブダビという名前は、石油の発見によって大きく変貌する前に多く生息していたアラビアンガゼルにちなんで名付けられています。現在のアブダビは、ガラス張りの高層ビルが建ち並び、塩のように白い砂浜に囲まれた近未来的な大都市となっています。かつては「注目すべき観光地」として位置づけられていたアブダビも、現在は世界の高級ホテル、本格的なショッピング、特筆すべき観光名所、美食レストラン、世界有数の美術館などが揃い、今では「訪れるべき観光地」となっています。
観光
アブダビの街はかなり広い地域にまたがっており、タクシーが最も簡単な移動手段です。サディヤット島の文化地区にあるダウンタウンでは、ルーヴル・アブダビやグッゲンハイム・アブダビなどのギャラリーを訪れましょう。伝統に興味がある方は、市内で最も有名なランドマーク、大理石で覆われたシェイク・ザイード・グランドモスクがおすすめです。時間に余裕がある場合は、ダウ船(アラビアの伝統的な帆船)に乗るツアーに参加したり、マングローブ・ラグーン国立公園まで足を延ばしたりしてみましょう。公園では森や塩沼を散策しながら、在来種のウミガメ、フラミンゴ、サギの姿を探してみましょう。
お食事とお飲み物
アブダビでは、屋台や伝統料理を提供するレストランから、高級ホテル、ショッピングモールのフードコートまで、幅広いグルメをお楽しみいただけます。当然ながら中東料理が大半を占め、レバノン料理が特に人気です。山羊、ラム、魚、米はどれもメニューに多く登場し、スペインのタパスに似たメゼは、よく前菜として供されます。多くの場合デザートはとても甘いです。アルコール飲料はホテルのバーやレストランでのみお飲みいただけます。アブダビ人がお気に入りの飲み物は「カワ」という濃いコーヒーです。シャーイ(紅茶)はミント入りが人気です。
ショッピング
アブダビでのショッピングなら、伝統的なスークや超近代的なショッピングモールへ行ってみましょう。アブダビを訪れる多くの観光客の目的はショッピングで、価格は西洋諸国に比べて安くなっています。ブレイクウォーター地区にあるマリーナ・モールとアブダビ・モールが国内2大モールです。ショッピングに興味がない方も、日光を避けてモールに入れば、夏のうだるような暑さをしのぐことができます。市内にあるスークにも多くの観光客が訪れます。スークでは現金が必要です。また値下げ交渉が可能です。スークは特にジュエリー、カーペット、アンティークなど、アラブ首長国連邦の伝統的なお土産を買うのに最適な場所です。
アブダビ郊外
市街地から車で約1時間のところに、アブダビ・ファルコン病院があります。アラブ首長国連邦ではかつて、ファルコン(ハヤブサ)が小動物狩りに使われていました。この病院には博物館があり、専門家の監督下でハヤブサと触れ合う機会も提供しています。アブダビ第2の都市、アル・アインは、首都から車で約2時間、アラブ首長国連邦で2番目に高いハフィート山のふもとにあります。オアシスシティとして知られ、1891年に建てられたアル・ジャヒリ城塞、国立博物館、アル・アイン・パレス博物館などの観光名所があります。ショッピングがご希望の方のために、近代的なショッピングモールやスークが数多くあります。