アリカ(チリ)
世界最古のミイラなど、考古学上の至宝に恵まれたアリカ。上質のワイン生産地およびサーフィンに適した波で世界的に高い評価を得ています。
チリの人々に「永遠の春の都市」として知られているアリカは、1500年代のスペイン植民地時代から重要な港として栄えてきた街で、史跡や観光名所が数多くあります。
この地域の気候は温かく乾燥した夏と長く涼しい冬からなり、想像力に富んだ美味しい地元料理は、エキゾチックフルーツが実る谷やオリーブ園で知られるアサパやジュタからの地元食材の豊富さを反映しています。
ペルーから南へ18km弱の場所に位置するアリカは、チリ最北端の都市です。アンデスの高原を背景にして何キロも続く砂浜は、海抜122mを超える場所にあるモロ・デ・アリカ国定史跡から眺めるのが一番です。サーフィン競技会で最高のスポットとされるアリカでは、毎年、国際ボディボード・ワールドツアーイベントが開催されます。「エル・グリンゴ」と呼ばれる有名な波は、ハワイ、タヒチ、フィジーなどの波にも匹敵します。
アリカ市外にあるラウカ国立公園では、アウトドアを満喫できます。8,000年前に形成されたチュンガラ湖は切り立ったチュンガラ山の上にあり、パリナコタとポメラペという2つの火山に隣接しています。薬効があると言われる地下の温泉、テルマス・デ・フラーシは、ウェルネス・ツーリズムとして人気があります。