別府
日本南部の九州にある別府は、日本有数の温泉地です。別府湾と火山群の間に位置しており、3,000以上の温泉があります。
市内に点在する8つの温泉では、国内のどの温泉地よりも多くの温泉水が湧き出ています。それぞれの温泉水には異なるミネラル成分が含まれ、異なる種類の疾患を和らげる効果があることで知られています。伝統的な浴場は数え切れないほどあり、温泉、泥風呂、砂風船、スチームバスなど、種類もバラエティに富んでいます。
爽やかにリラックスした後は、別府地獄めぐりをしましょう。別府温泉は天然記念物に指定されている景勝地で、白から茶色、鮮やかな赤や青などさまざまな色の源泉をご覧いただけます。各地獄にはその色に負けないカラフルな名前がついています。海地獄はアクアマリン色のお湯、白池地獄は蒸気が立ち込める乳白色のお湯、血の池地獄は泡立つ深紅のお湯です。これらはすべて、世界で最も活発な地熱地帯の上にあることが要因となっています。
また、別府は地獄蒸し料理でも有名です。市内のいたる所から立ち上る蒸気は、何世紀にもわたって地元の人々によって調理に取り入れられてきました。このシンプルで健康的な調理法は、食材の真の味を引き出すと言われています。
市内を別の角度から眺めるなら、別府ロープウェイがおすすめです。市街地から約798mの高さまで急勾配の鶴見岳を上ると、別府湾や由布山、そして九重山の壮大なパノラマを一望できます。
ユニークな建物内にある大分マリーンパレス水族館「うみたまご」は、水族館というよりも美術館を連想させる素晴らしいショーや展示で観光客を魅了しています。通りの向かい側にある高崎山自然動物園のサル寄せ場では、高崎山のふもとに生息する約1,500匹の野生のニホンザルへの餌付けが行われており、大勢のサルで賑わう様子を観察できます。