ビツン(インドネシア)
ビツンへようこそ
インドネシアの港町ビツンは、賑やかな都市と圧倒される景色をあわせ持つ、州都マナドを含むスラウェシ島北部の豊かな魅力への玄関口です。豊かな動植物が生息する山々に縁どられたマナドは美食の楽園。香り高い料理を提供するダイニングスポットや、海を眺めながらカクテルを楽しめるビーチバーが集まっています。海辺のアーケードでお土産を買ったり、島で釣り上げられ辛いサンバル風味のマグロを味見したり、オランダ植民地時代の建物と古代の仏教寺院とのコントラストを楽しんだりすることができます。さらに足を延ばせば、レンベ島の白砂と黒砂のビーチ、アイルマディディ村のワルガと呼ばれる石棺、タンココ自然保護区のマングローブ林などを見学することができます。
観光
ビツン周辺地域は、煮え立つ硫黄湖や火山など、自然の驚異が満載です。マハウ山の火口へ登ると、素晴らしい眺望が見渡せます。リノウ湖では、目の前で水面が赤から緑、青に色が変わる様子を観察できます。マナドは、寺院や教会が建ち並ぶ、多様性に富んだ魅力的な都市です。19世紀に建てられたバンヒンキオン寺院と、マナドの植民地時代のシンボルであるセントラム教会は、最も印象的な見どころの一つです。また、世界最大のトランペットが展示品されているピナベテンガン博物館も訪れる価値があります。
お食事とお飲み物
インドネシア料理といえば、シーフード、辛味、スパイスでしょう。主食は米で、ココナッツも甘いデザートから風味豊かなカレーまでさまざまな料理に使われています。ビツンにもマナドにも、地元のコーヒーやさまざまな軽食を提供するカフェがあり、マナドには洗練されたオーシャンフロントのバーもあります。ビツンでは、サムラトゥランギ通りにレストランがいくつかあり、マナドでは、海岸沿いに点在する数多くのレストランが幅広い料理を提供しています。人気の地元料理には、アヤム・バカール・リチャ(鶏肉のグリル、唐辛子ソースのせ)、チャカランフフ(保存処理したマグロのくん製)、ナシゴレン(目玉焼きを乗せた炒飯)などがあります。
ショッピング
カラワン刺繍や陶器など、マナドやビツンは旅の記念品を見つけるのにぴったりの場所です。マナドには伝統的な市場も、マナド・タウンスクエアやメガモールといったショッピングセンターもあります。グランド・マーシフル・ビルディングは24時間オープンしており、お土産を豊富に取り揃えています。ビツンでは、港のターミナルビルに出店するお店が数件あります。ショップの価格は、「harga pas」(定価)と記載されている場合を除き、多くの場合値切りすることができます。恐れずに価格交渉をしてみましょう。新鮮な魚介類やトモホン高原からの農産物が売られている朝市には色と音があふれ、見逃せないスポットです。
ビツン郊外
ビツンからは、レンベ海峡を渡って、白砂と黒砂のビーチが広がるレンベ島へ向かうフェリーが出ています。島で有数のハイキングコースもあります。ミナハサ地方にあるアイルマディディ村は、紀元前から造られてきたワルガと呼ばれる石棺で有名です。その多くには興味深い彫像が刻まれています。村はまた、クラバット山登頂の出発点でもあります。ビツンから約21km先のタンココ自然保護区はスラウェシ島屈指の美観を誇ります。ここではスラウェシメガネザル(世界で2番目に小さい霊長類)や絶滅の危機に瀕しているクロマキザルなど、在来種の野鳥や哺乳類を多数観察できます。