ボードー(ノルウェー)

ボードーは北極圏の端、絵のように細長い半島に位置する、真のノルウェーの至宝。春夏シーズンに限られたクルーズで、この町に寄港し美しい景色をお楽しみください。

ボードー周辺の環境は、印象的な海岸沿いの松林や、海岸沿いの道を車で少し走ったところにあるロンヴィク山展望台を含む山並みの背景が特徴的です。

潮流が世界一速いといわれるサルトストラウメンでのフィッシングツアー、白夜のカヤック、または北方約10kmにあるオジロワシの世界最大の生息地であるゲイヴォゲンにRIB(複合艇)でクルーズするなど、お好みに合わせてアクティビティを選べます。

ここはノルウェーで最も急速に発展している都市の1つで、5万人の住民が暮らしています。吹きガラス、陶器、ジュエリー製作などの工芸品を含む盛んなアートコミュニティを誇ります。また、2つの大規模な音楽フェスティバルが毎年8月に行われるなど、ミュージックシーンも盛り上がります。

ノルウェーの多くの地域と同様、ボードーも第二次世界大戦中に激しい爆撃を受けました。大聖堂は爆撃された建物の1つで、戦後に市によって建築デザインコンテストが開催され、全面的に再建されました。その結果、内部も外観も目を見張るようなデザインに変身しました。一風変わった外観には高さ36mの印象的な鐘楼を含み、中に入ると高さ約12mのステンドグラスの窓が目に留まります。同様に、ボーダン教会も中世に建っていた場所に再建された教会で、玉ねぎのような形のドームが目を引きます。ぜひ観光リストに入れておきたい場所の1つです。

市内にはあちこちにショップが並ぶほか、航空博物館のように興味深い展示も見ることもできます。おそらくノルウェーで最も保存状態の良い海辺の交易所シャリンゴイで時代をさかのぼってみませんか。19世紀後半にここに住んでいた漁師や商人たちの暮らしぶりが今も色濃く残っています。全部で15棟の建物があり、その多くに今でも当時の品物がそのまま残っています。中には、100年以上前のさまざまな治療薬が陳列された薬棚もあります。また、ヴェロイ群島の大小の島々への日帰り旅行もお勧めです。ボードー半島を守るように広がり、さらにドラマチックな風景とハイキングを楽しめるチャンスがあります。