セブ(フィリピン)

フィリピンで第一の港と第二の空のハブであるセブ市は「クイーン・シティ・オブ・ザ・サウス」として知られ、フィリピンで最も魅力的で活気ある観光地の1つです。

セブには、スペインからの入植者が初上陸した歴史あるスポットや、熱帯の海洋生物が生息する素晴らしい海洋公園など、魅力的な見どころが数多くあります。

セブは同名の島にある大都市で、文化的名所や歴史的名所、ショッピング街、高級レストラン街にあふれています。さらに白い砂浜など、セブ島クルーズでは素晴らしい自然の見どころにも出会えます。

現在知られている街はもともと、1565年にスペインが植民地化を始めた時代から発展してきました。その数年後にサンペドロ要塞が建設され、植民地として発展しました。1569年までには、このスペインの入植地はメキシコからの船にとっての重要な港となり、また人々はこの島を出発点として地域内の他の島々へ冒険に出かけるようにもなりました。

街と港は300年以上にわたりスペインの統治のもとで発展しましたが、1898年にスペイン人が島を離れ、その1年後にアメリカ人たちが移住し始めました。第二次世界大戦中には日本に占領され、1945年に解放されました。それ以来成長と繁栄を続け、1990年代には近代的な発展を遂げて多様なビジネス地区が誕生しました。

セブ島はフィリピンの中央に位置し、ビサヤ諸島のボホール島とネグロス島の間にあります。他の島々にも近く、フィリピンのより広域の観光に絶好のロケーションを誇ります。しかしセブ島とセブ市自体も、フィリピン国内で最も人気のある観光地の1つです。

セブには植民地時代の建築、中国の伝統、興味深い博物館、ショッピング街、美しいビーチが数多くあり、セブに寄港するクルーズでは数々の観光スポットやアクティビティをお楽しみいただけます。また、セブ市の屋台料理文化も魅力の1つ(特に有名な子豚の丸焼き「レチョン」は人気料理)で、この国で最も充実した観光地の1つとなっています。

セブ市内の観光は、美しいサント・ニーニョ教会から始めましょう。1565年に設立されたサント・ニーニョ・デ・セブ修道会を土台として建てられた巨大な教会です。サンペドロ要塞も、スペイン植民地時代の始まりを今に伝える、過去に遡れる場所。市内でも風光明媚なエリアに位置しています。また、屋根の装飾が印象的な道教寺院は、セブのより最近の時代を反映しており、中国の文化と影響が強く見られます。

フィリピン最古の通りとして知られるコロン通りは、アメリカ植民地時代の名残が息づいています。古典的な建物がいくつか並ぶこの通りは、夜には市場が建ち、賑やかな雰囲気が漂います。セブの歴史についてもっと詳しく知りたい方は、目を見張るようなスペイン植民地時代の建物群で構成されるスクボ博物館へお越しください。セブの歴史を垣間見ることができます。

セブで一味違った体験をお望みの方は、ここから近いモアルボアルへ向かい、ビーチでおくつろぎください。柔らかい砂浜は日光浴に最適です。また、スキューバダイビングやシュノーケリングで海中世界を探訪するのもおすすめです。