コンフリクト諸島(パプアニューギニア)
パプアニューギニア東海岸の沖に浮かぶ21の島々は、見事な自然美がもたらす静けさとリラクゼーションの雰囲気に満ちています。
この地域の美しい島々は手つかずの自然が残っていることで知られていますが、コンフリクト諸島はまさにその通りの場所です。この地域では、大自然を楽しむことが唯一の醍醐味でしょう。また、遠隔地のため、たどり着くための交通手段は船のみです。
パプアニューギニアのミルン湾州に属してはいますが、ニューギニア本島から約128kmの場所にあり、定住者は30人ほどしかいません。
これらの小さな個人所有の島々は、実際には環礁の一部で、青い海の中、濃青色のラグーンを囲むように浮かんでいます。また諸島の環境保護にも力を入れています。1886年に測量船ザ・コンフリクト号がこの海域の海図を初めて作成し、船名が島々の名前の由来となりました。こんなに平和な場所で実際に争いが起こるとしたら、アオウミガメやナマコの密漁対策を行うことくらいでしょう。
こちらへの寄港はまさに穴場スポットへの冒険といえます。はるか彼方の楽園を思わせる絶景がそれを物語っています。多くの島は緑豊かな植物に覆われ、キノボリカンガルーや数々の鳥類の棲みかになっています。
砂糖のように柔らかい感触の砂浜は訪れる人を魅了しますが、真の自然の恵みは海の中にあります。こちらのサンゴ礁には400種類以上のサンゴが確認されており、非常に多種多様な海洋生物が生息しています。世界有数のダイビングスポットにランクインしたのも納得です。この島でしか発見されていない珍しい魚など、1,000種ほどの魚が生息しています。またオニイトマキエイやシャチなど大型海洋生物も回遊しています。
シュノーケルマスクは必ずお持ちください。カヤック、ガラス底のボート、スタンドアップパドルボード、伝統的なアウトリガーカヌーでも、透明度の高い水の下のカラフルな世界をのぞくことができるでしょう。