コスタマヤ(メキシコ)

コスタマヤは、プラヤ・デル・カルメンから約160km南にあるメキシコのカリブ海沿いの半島に位置しています。マアウアルや他の古代マヤ遺跡への玄関口として特設された港です。

これらの知名度の低いマヤ遺跡は、他ほど発掘が進んでいませんが、目を見張るような遺跡であることには違いありません。ベリーズとの国境に近く、ほぼジャングルに覆い隠されているコフンリッチ遺跡は、この驚異的な文明を垣間見るチャンスです。敷地には広々とした芝生や球技用コートのほか、神の顔のレリーフがあるマスクの神殿を含む高い建物などが点在しています。

「赤とうもろこしの場所」を意味するチャチョベンの遺跡も、約2,000年続いてきたこの高度な文化について、新たな知見を提供してくれます。印象的なピラミッドが3つあり、草が生い茂る丘の下には未発見のものも残されています。よく見てみると、かつて建物に塗られていた赤い塗料の痕跡が見えるかもしれません。周囲はジャングルに囲まれ、鳥やサルの鳴き声にあふれています。

マアウアルはのどかなカリブ海の漁村から多くのビーチクラブを擁する気楽なリゾート地に成長しました。砂浜のメイン「ストリート」沿いにはお土産が買えるお店が数軒ありますが、真の魅力はサンゴ礁に守られた穏やかな浅瀬と砂浜でしょう。このエリアは1年を通して温暖な熱帯気候に恵まれ、カリブ海からの貿易風により暑い日でも不快に感じません。

バカラルは内陸へ1時間半ほど入った所にあり、興味深い日帰り旅行ができます。かつて海賊の襲撃が頻発していたこの地域では、今でも大砲がスペインの要塞を見守り続けています。要塞からは全長55kmのバカラル湖を一望できます。この湖は七色の湖として知られており、鮮やかなブルーがところどころ異なる色合いを見せます。湖では泳ぐことができるほか、カヤックをのんびり漕ぎながら誰もが認める美しい風景を眺めることもできます。

あるいは、カリブ海のビーチを楽しむのもおすすめです。沖合のサンゴ礁でシュノーケリングやスキューバダイビングをお楽しみください。ここは世界第2のサンゴ礁生態系であるメソアメリカン・リーフの一部となっています。この色鮮やかな海中の世界では、熱帯魚やウミガメ、サメ、アカエイなどが見られるチャンスがあります。海に潜りたくない方は釣りクルーズに参加して、マグロ、フエダイ、ワフーなどを釣ってみましょう。

ドキドキするような冒険をお探しの方は、スリル満点のデューンバギーや四輪バギーのツアーで砂浜やジャングルのコースを疾走しませんか。