ダーウィン、ノーザンテリトリー州(オーストラリア)

オーストラリア北岸の辺境の地、「トップエンド」に位置する温暖なダーウィンは、真の開拓地としての初期から、居心地よく活気に満ちた多文化の近代都市へと成長しました。

ダーウィンへようこそ

多くの顔を持つ成長著しいダーウィンは、オーストラリアのノーザンテリトリー準州の州都で、国内で最も辺境にあり、人口密度の低い都市の1つです。ティモール海に面し、オーストラリア北部で最も印象的な自然風景への玄関口です。また、東南アジアにも近いことから、オーストラリアと隣のインドネシアを結ぶ懸け橋としての地位も近年高まっています。ダーウィンの賑やかな中心街の周りには、高々とそびえる山々、緑生い茂る草原、広大な国立公園があります。一方、個性あふれる居酒屋、ユニークな文化アトラクション、新鮮な魚が食べられるバラエティに富んだレストランなどが、街の温かく親しみやすい雰囲気を引き立てています。

観光

魅力あふれる博物館や美術館、光り輝く歴史、広大な公園など、オーストラリア北部のこの美しい地域は充実した見どころの数々で寄港するお客様をおもてなしします。ノーザンテリトリー博物館・美術館では先住民族のアートに感銘を受け、ダーウィンのウォーターフロントでは地下にある第二次世界大戦海軍石油貯蔵トンネルに入ってみましょう。ダーウィン軍事博物館は、目を引くマルチメディアの展示で歴史的出来事を再現しています。ジョージ・B・ダーウィン植物園は、オーストラリア固有の熱帯植物が生い茂る、五感を刺激するオアシスです。最後に、満潮になったら、ドクターズガリーのアクアシーンで何百もの魚に餌をあげるチャンスをお見逃しなく。

お食事とお飲み物

居心地のよいカフェやコーヒーハウスから、活気あるモダンなバーや趣のあるパブまで、ダーウィンには、お食事やお飲み物、リラックスに最適なスポットが豊富に揃っています。この町はシーフードで有名ですが、ダーウィンにはあらゆる味や食事の好みにお応えするグルメシーンがあります。地元産のステーキに舌鼓を打ち、極上のアジア料理をお試しください。ダーウィンの新鮮な魚料理の主役は、スジアラ、コショウダイ、アマミフエフキなどです。また、バラマンディやクロコダイルのステーキは、この地の珍味です。これらの料理のお供には、よく冷えたフォスターズ、キャッスルメイン・パーキンスのXXXX(フォーエックスと発音)、受賞歴のあるワイナリーで作られた地元産のワインなどをどうぞ。

ショッピング

賑やかな市場や広大なショッピングセンターから、居心地のよいブティックやギャラリーまで、ダーウィンには素晴らしいショッピングスポットが数々あります。アボリジニの工芸品は、(乾期に)毎週開催されるいや、CBD(セントラルビジネスディストリクト)のスミス・ストリート・モールに並ぶショップで見つけることができます。人気商品には、樹皮絵画や砂絵、編みカゴ、楽器ディジュリドゥ、タコノキ属の植物の繊維から作られた手提げ袋、地元で産出されるオパールなどの宝石で作られたジュエリーなどがあります。ダーウィン最大のショッピングセンター、カジュアリナ・スクエアへはタクシーでお出かけください。また、多くのファッション店や飲食施設はスミス・ストリート・モールのダーウィン・ギャレリア内にあります。

ダーウィン郊外

ダーウィンから車で約2時間の場所にあるリッチフィールド国立公園は、湧き水が流れる滝、透明な水を湛える小川、6億m²を超えるヤシの密林など、野生の自然が広がるエリアです。この公園には、絵のように美しい遊泳区域、珍しい植物、コウモリが生息する洞窟などがあり、ワラビーやオオコウモリ、カンガルーなどオーストラリアの野生動物を観察するチャンスがあります。水面からジャンプするイリエワニを観察できる、ダーウィンからのリバークルーズも人気です。ダーウィンから64kmほど先のアデレード川沿いをボートで進むと、体長5mのワニが水面から飛び出してロープにぶら下がるエサにかぶりつく様子をご覧いただけます。