イーサフィヨルズル(アイスランド)
イーサフィヨルズルへようこそ
アイスランドのウエストフィヨルドほど、ワイルドで手付かずの自然が残る地域はありません。何kmも続く山々や点在する数少ない道路が特徴のこの地への冒険では、前人未到の地に足を踏み入れたような気分を味わえます。景観はドラマチックで、海から接近する際には、上陸前に風景を堪能する絶好のチャンスです。このエリアの最大の魅力は、平和と静寂、そして落ち着いた雰囲気でしょう。イーサフィヨルズルの町で地元の生活に触れたり、近隣の魅力的なフラトエイリ村を訪れたりして過ごしましょう。沖にはアイスランド最後の風車が残るヴィグル島があります。ここは時間が止まったような場所で、船が外界とつながる唯一の手段です。
観光
ウエストフィヨルドの多くの漁村がそうであるように、イーサフィヨルズルでも海が生活の源です。ウエストフィヨルド歴史博物館を始めとして、町のあちこちに海との関わりを示す証が見られます。イーサフィヨルズルまでは徒歩でアクセスできます。民族博物館や旧病院(文化センター)などの観光名所へも徒歩10分以内です。イーサフィヨルズル名物の木製骨組みの家屋もぜひ訪れましょう。18世紀に建てられたこれらの家はアイスランドでも最高に保存状態がよく、必見の名所です。アウトドア派の方は乗馬やシーカヤックなどに挑戦しましょう。シーカヤックは在来種のツノメドリやアザラシの観察にぴったりです。
お食事とお飲み物
魚とラム肉は、アイスランド料理の2本の柱です。特に人里離れたウエストフィヨルドにはどちらも豊富にあります。夏季には、イーサフィヨルズル周辺の渓谷では子羊たちが自由に草をはみ、北大西洋では魚(主にタラ、オヒョウ、コダラ、ニシンなど)が漁獲され、水揚げ後すぐにレストランに運ばれます。多くのメニューにはその日に獲れた魚を使った季節の料理や日替わりスペシャルがあります。そのため出される魚はとても新鮮です。テイクアウトの軽食なら、プレッツェルとドーナツを合わせたようなスカンジナビアのお菓子、クリングロルをお試しください。絶妙な柔らかさのこのお菓子は、イーサフィヨルズルのベーカリーでよく見かけます。
ショッピング
イーサフィヨルズルは小さな町で、お店は主に地元民の生活ニーズに対応したものですが、お土産を探すこともできます。ニットウェアは豊富に揃っており、アイスランドの寒さから身を守る温かいウールのセーターは多くの店で取り扱っています。手工芸品や日用雑貨をお求めなら、港からすぐのところに個人経営のブティックが数軒あります。地元の素材を使った手作りジュエリー、装飾用のガラス製品や陶器など、装飾的な製品がよく売られています。これらをお探しの際は、アーザル通りとハフナル通りがおすすめです。
イーサフィヨルズル郊外
ウエストフィヨルド最北の町、ボルンガルヴィークは、イーサフィヨルズルから北へ約14kmのところにあります。ここはかつてアイスランドで最も重要な漁港の1つでした。ここから3.2kmのところには、19世紀の漁場を模したオゥスヴォール海洋博物館があります。小さな漁村のフラトエイリとスーズレイリは、どちらもイーサフィヨルズルから約22kmの場所にあり、スーズレイリでは素敵な教会や温泉の熱を暖房に使っている家が見られます。アイスランドに唯一残る風車とヨーロッパ最小の郵便局があるヴィグル島へはボートツアーが出ています。郵便局はビーチ小屋ほどの大きさで、一見すると見間違えるほどです。