ルクソール(サファガからのツアー)(エジプト)

紅海の西側にあるエジプトへの海の玄関口、サファガへのクルーズでナイル川を訪れましょう。サファガは、活気あふれる現役の港と自然が残る小さな町とのバランスをうまく保っています。

青い水を湛える広大な湾からは、周辺の島々の眺めに加え、荒々しい赤い砂漠の断崖、砂浜、黒い砂丘をご覧いただけます。

サファガは、エジプトのビーチリゾート地であるフルガダの南53kmに位置し、現在は「紅海のリビエラ」として知られています。美しいビーチでのんびりと休暇を過ごされたい方に人気のスポットです。ウォータースポーツがお好きな方や、ミネラル豊富な海水の治癒効果をお求めの方にも人気です。

紀元前282年から268年の間に建設されたサファガは、もともとフィロテラと呼ばれていました。この名前は、ギリシャ系エジプト人のファラオ、プトレマイオス2世ピラデルポスが亡くなった妹にちなんでつけたものです。以来、町はこの地域の豊富な天然リン鉱石を世界各地に輸出する重要な貿易港に発展しました。しかし最近では、エジプトで最も有名なナイル川に興味をひかれ、エジプト文化に関心がある人やスリルを求める人が乗船する、サファガへのクルーズが人気を呼んでいます。サファガはドゥバ港の玄関口でもあります。この港は特にフェリーでアラビアを訪れる巡礼者にとって重要な場所です。

サファガは、その鉱泉ときれいな空気で、多くの専門家から世界有数のセラピーツアーの観光地として高い評価を得ています。ミネラル豊富な海水は塩分を非常に多く含み、特に肌や関節に効果があると言われています。大変効果があるため、肌の炎症や関節の痛みに悩む多くの人が、サファガの海水と天然温泉の治癒効果を求めてやって来ます。

サファガは、ウォータースポーツも大変人気です。透き通った海と種類豊富な海の生物で、スキューバダイビングを満喫していただけます。トビア・アルバ、アブ・カファン、パノラマ・リーフ、ラス・ウム・ヘシワ、シャルム・エル・ナガなど、湾岸の一連のサンゴ礁は、世界有数のダイビングスポットです。色鮮やかなサンゴ礁には固有種の海洋生物が豊富に生息し、マグロ、サメ、マンタなどの漂泳性の魚を観察できます。

カイトサーファーやウィンドサーファーにも人気のエリアです。1993年にはサファガで紅海ウィンドサーフィン世界選手権が開催されました。

サファガへクルーズで寄港した際は、多くの人がこの港からエジプトの有名な古代遺跡へ出かけます。ナイル川のほとりに位置するルクソールの遺跡は、カルナック神殿の跡地として有名です。この「神殿の町」の起源は紀元前2055年にまでさかのぼり、史上最大の宗教建造物とされています。神殿複合体はおよそ80万m2の敷地を占め、完成に2,000年を要しました。

王家の谷は、偉大なエジプト王たちの永眠の地です。丘の中に掘られた驚くような墓の一部は、現在も中に入ることができ、繊細な芸術が施された古代の神秘をご鑑賞いただけます。ルクソールがよく「世界最大級の野外博物館」と称される理由が納得できるでしょう。