ミンデロ、サンビセンテ島(カーボベルデ)
ミンデロは活気あふれる大都市で、静かなビーチやくつろいだ雰囲気のバーに恵まれた島に位置しています。週末が近づくとともに祝賀ムードが徐々に盛り上がり、週末に最高潮に達します。
サンビセンテ島は1462年に発見されました。この荒涼とした島にはほとんど雨が降らず、そのため19世紀まで無人島でした。1938年にミンデロに石炭基地が建設された後、島の人口は急増しました。島の人口の93%以上がミンデロに住んでいますが、町の外にもまだまだ多くの見どころがあります。
ミンデロはポルトガル人が建設した町で、その活気ある文化の多くは今も残っています。この街はまた、カーボベルデで最高のフェスティバルやカーニバルが開催されることで知られています。サンビセンテ・カーニバルは2月に開催され、ブラジルとポルトガルの影響を受けた、エキゾチックで色鮮やかな祭典です。
ミンデロの自然港であるポルト・グランデ・ベイからは壮大な海、水平線にゆらゆらと浮かぶヨットなど、のどかな風景をご覧いただけます。島内のレストランの大多数はここに集まっており、スタイリッシュなバーもたくさんあります。
ミンデロの人民宮殿まで散策し、植民地時代の美しい建築例をご覧ください。キャンディ色の建物が街中に点在し、陽気で趣のある雰囲気を醸し出しています。
グルメな方は、1784年に開設されたフードマーケット、市営市場を訪れてみませんか。島の雰囲気に浸りながら、地元の食材やお土産をお買い求めいただけます。ここでは、カーボベルデの国民食、カチューパをぜひお試しください。豆と肉または魚をじっくり煮込んだシチューです。デザートには同じく地元特製のボル・デ・クスクスをどうぞ。コーンとバターで作られるこのケーキは、バターとチーズを添えて食べるのが一番です。
ミンデロの外には、美しくも荒涼とした島が待っています。ベルデ山はサンビセンテ島の最高峰で、標高は750mです。頂上までハイキングすると島全体を見渡せるだけでなく、サント・アンタン島やサンタ・ルシア島など周辺の島々の景色もお楽しみいただけます。
サンビセンテ島の北東には、美しいビーチや素敵な村、バイア・ダス・ガタスがあります。海岸沿いにはラグーンが広がり、外海から守られた温かい水は遊泳やリラックスに最適です。ビーチフロントのレストランでは、暑さから逃れておいしい地元料理をご賞味いただけます。バイア・ダス・ガタスでは8月に毎年恒例のフェスティバル・ダ・バイア・ダス・ガタスも開催されます。ビーチはパーティ客であふれ、国内外のミュージシャンの演奏に酔いしれます。
カリャウの村には、サンビセンテ島でも指折りのビーチがあります。火山に囲まれた壮観なビーチでくつろいだり、ここから近くの無人島サンタ・ルシアへのボートツアーに出かけたりできます。
サンペドロは、ウォータースポーツに挑戦したい方におすすめのスポットです。風が強い南西海岸沿いの村は、ウィンドサーファーや砂浜での長い散歩を求める人々の間で人気が高まっています。