モンテゴベイ(ジャマイカ)
モンテゴベイの寄港地案内
ジャマイカの北西海岸に佇むモンテゴベイは、ジャマイカで最も愛されている都市の1つです。ターコイズブルーの波が白砂の海岸に打ち寄せ、レゲエ音楽がいたるところで聞こえ、昼間からジャークチキンの微かな香りがレストランや屋台から漂ってきます。モンテゴベイでは、絵はがきのように美しいカリブ海の景色が目の前に広がります。
モンテゴベイの人気観光スポット
スペインや英国の植民地時代の面影を残しながらも、芸術を通し真の表現力を重視する近代的な表情をもつジャマイカ。この国の観光スポットを探訪すれば、その魅力を深く知ることができます。そして、モンテゴベイでは多彩な楽しみ方があります。
サム・シャープ・スクエア
セントジェームス通りからすぐ、モンテゴベイの中心部にあるサム・シャープ・スクエアには、ジャマイカでの奴隷制廃止運動の立役者と言われる人物を記念した広場とモニュメントがあります。彼は、バプティスト戦争またはクリスマス反乱として知られる島最大の奴隷による抵抗の指導者でした。11日間の抵抗の末、1832年にこの場所で絞首刑にかけられました。
セントジェームス・パリシュ教会
この18世紀の教会は、ジャマイカで当時増加し続けていた貿易商人達のために建てられました。ジャマイカのモンテゴベイの重要性を象徴するこの建物は、大英帝国の要所としてのこの街の存在を確固たるものにしました。
プランテーションハウス
プランテーションハウスを訪れて、ジャマイカの植民地時代の歴史をじっくりとご覧ください。モンテゴベイでは、ローズホールとベルフィールド・グレートハウスが最もよく知られている建物です。ベルフィールド・ハウスは、ジャマイカで最古の砂糖プランテーションの1つで、グレートハウスとシュガーミルの歴史は18世紀後半にさかのぼります。ローズホールはゴルフコースの名所としても知られており、かつての農園主、アニー・パーマーの霊が出ると言われています。アニーはローズホールの白い魔女と呼ばれています。
モンテゴベイの楽しみ方
モンテゴベイでの過ごし方は、お客様次第です。限られた時間で、できるだけ多くの見どころを巡りたいですか? それとも、ビーチでのんびり過ごしたいですか?
アクティビティパークで遊ぶ
充実した1日を過ごすなら、モンテゴベイのアクティビティパークへお出かけください。ヒップストリップの近くには、ウォルター・フレッチャー・ビーチのアクアソル・テーマパークやマルガリータビルがあります。どちらにもウォータースポーツ、滑り台、ゲームが完備されています。
ビーチでのんびりと過ごす
カリブ海のビーチで太陽の光を浴びてのんびりと過ごしたいなら、モンテゴベイはお気に入りの寄港地になるでしょう。ドクターズ・ケーブ・ビーチは、この地域で最高のビーチとして人気を得ており、柔らかな砂浜と澄み切った海が特徴です。また、これより少し北にあるデッド・エンド・ビーチも人気です。このビーチは入場無料です。隣接するサングスター国際空港を離着陸する飛行機が頭上を行き交い、ちょっとしたスリルを味わえます。
ジャマイカの文化について学ぶ
モンテゴベイの中心部からすぐのところに、モンテゴバレー川沿いに位置するラスタファリ先住民村があります。ここでは、信仰について学んだり、住民に出会ったり、音楽を聴いたり、食事を楽しんだりして、ラスタファリの生活様式に親しめます。サム・シャープ・スクエアにはモンテゴベイ文化センターもあります。植民地時代の裁判所跡に建てられたシビックセンター内にあるこの博物館では、ジャマイカの歴史と文化を紹介する展示があります。
モンテゴベイ周辺の飲食店
ジャマイカの雰囲気を探訪しながら、モンテゴベイの味わい豊かなおいしい料理をお試しください。人気の地元料理にジャーク(通常は鶏、魚、豚肉)があります。この料理は、オールスパイス、タイム、スコッチボンネペッパーなどの液体または乾燥調味料を使っています。
もう1つの人気料理は、アキーと塩漬け魚です。通常は、塩漬け魚、トマト、ピーマン、玉ねぎ、アキーを使った独特な一品です。アキーは、スクランブルエッグのような食感のクリーミーなフルーツです。ヤギのカレー、ビーフパテ(コーニッシュパスティと似て非なるものです)、揚げ餃子の付け合わせもぜひお試しください。
口中に広がるパンチの効いた風味をリフレッシュするには、地元で人気のレッドストライプビールやラムパンチ、ソフトドリンクなどがぴったりです。ジャマイカ産のスイバを氷に足すと、甘みと微かなスパイスが利いた風味になります。ラム酒通の方には、地元で有名なラム酒「ウェイアンドネヒュー」がおすすめです。ただし、アルコール度数が63%と高いため、お酒に弱い方にはおすすめできません。
モンテゴベイのショッピング
グロスター・アベニューにあるヒップストリップは、多くの人が訪れるモンテゴベイのショッピング街です。高級ファッション、ジュエリー、香水など、高級免税品店が軒を連ねる一方で、ハンドメイドの小物や地元の生鮮食材を並べる屋台もあります。ヒップストリップを多くの人が訪れるもう1つの理由は、活気、ラムパンチ、レゲエ音楽などのパーティーのような雰囲気です。
ブルーダイヤモンド・ショッピング・プラザでは、お土産店が軒を連ねています。休憩したい時には、素敵なレストランもいくつかあります。
モンテゴベイでの移動
モンテゴベイの中心部のほとんどは徒歩で巡れますが、遠方の観光スポットにお出かけになりたい方は、便利なタクシーをご利用ください。タクシーに乗車する前には、必ず料金と、認可を受けたJUTAタクシーであることをご確認ください。港までは4.8kmほどですが、歩道もなく暑い道のりですので、タクシーやシャトルバスのご利用をおすすめします。
モンテゴベイ港の施設
モンテゴベイのクルーズ港は、1度に4隻まで着船できます。インターネット、観光案内所、ショップ、レストランなどの施設があります。
モンテゴベイのお役立ち情報
通貨
モンテゴベイおよびジャマイカ全土で使用される通貨は、ジャマイカドルです。米ドルもご利用いただけますが、お釣りは現地通貨で返されることが多いです。現地通貨は船で購入できます。また現金を引き出されたい場合は、モンテゴベイ周辺に点在するATMをご利用ください。ほとんどの店舗ではカードでのお支払いが可能ですが、屋台やフードブースでのお買い物には現金が便利です。
チップ
ジャマイカではチップは必須ではありませんが、優れたサービスを受けられた場合は、支払い総額の10~15%のチップが適切です。バーやレストランによっては、サービス料が加算される場合がありますので、まずは請求書をご確認ください。
気候
ジャマイカは一年を通して温暖な気候に恵まれており、気温は通常25~30°Cです。1番暑いのは7月、1番寒いのは2月です。通常9月~11月の秋は雨季にあたります。