ノールフィヨーレイド(ノルウェー)
ノールフィヨーレイドの寄港地案内
のどかなこの町は、メインのノールフィヨルドから分かれたエイドフィヨルドの端の閑静なロケーションにあります。町の端にはガラスのような海が広がり、優美でなだらかな山々が鮮やかな境界線の役割を果たしています。
バイキングの集落として知られるノールフィヨーレイドは歴史にあふれています。湾内に点在する装飾が施された細長い船や、商人たちの喧騒ぶりが容易に想像できます。旧市街では、特徴ある白い建物や風情ある建造物が通りを彩り、楽しそうなお店やカフェ、伝統的なベーカリーにお菓子がたくさん並んでおり、シャッターチャンスが無数にあります。
ノールフィヨーレイドの人気観光スポット
ノールフィヨーレイドの町内にも周辺地域にも、他ではなかなか見られない観光スポットがたくさんあります。旧市街の美しい通りに加え、モダンなオペラハウスや1849年に建てられた美しい木造のエイド教会など、個性的で対照的な建築物をご覧ください。
自然に触れたい場合は、ノールフィヨーレイド地域に心に残るような景色がたくさんあります。静まり返った湾の水が静寂な雰囲気を作り出し、温かいコーヒーやホットチョコレートを片手に鑑賞するのにぴったりです。もう少しアクティブに過ごしたい方は、近くのハイキングコースに挑戦して、高所からの眺めを楽しみましょう。
少し遠くまで足を延ばせば、息をのむような山々、鮮やかな緑の谷、湖、氷河など、あらゆる自然が広がっています。ヨーロッパで最も深い湖であるホルニンダール湖までは車で10分ほどです。圧巻のブリクスダール氷河やガイランゲルフィヨルドもおすすめです。ホーヴェン山の山頂までハイキングすると、周辺の類まれな絶景が待っています。あるいはローエン・スカイリフトに乗って、1,011mの高さまで簡単に移動することもできます。
ノールフィヨーレイドの楽しみ方
ノールフィヨーレイドでの過ごし方はお客様次第で、のんびり過ごすことも、アクション満載で過ごすこともできます。地元の手工芸品店でお土産を探す、地元のカフェでくつろぎ、コーヒーやペストリーを片手に行き交う人々を眺めるなど、街の中には楽しみ方がたくさんあります。ガンブルバンケン文化センターでは、示唆に富む展示を通して、地元の人々の生活を垣間見ることができます。
ここから近いサガスタード・バイキング・センターも必見です。こちらには、ノルウェーで発見された中で最大のバイキング船、ミクロブストのレプリカが展示されています。全長30mのオリジナルの船は、ノールフィヨーレイドの中心部にある王家の墳墓ルンデホグイェンから出土し、アウドビョルン王のものであったと信じられています。「フィヨルドの王」アウドビョルンの生涯はバイキング・センターでご覧いただけます。サガスタード・バイキング・センターは、サガ・トレイルと呼ばれる1.5kmの遊歩道の終わりにあり、トレイルを歩きながらさまざまなバイキングの墳墓を見ることができます。
ノールフィヨーレイドはフィヨルドホースの生息地としても知られており、町のいたる所で見ることができます。通りを歩いていることもあります。フィヨルドホースはバイキングの歴史に欠かせないものでした。その重要性の高さから、現在はノルウェーの国のシンボルとなっています。ノールフィヨーレイドのノルウェー・フィヨルド・ホース・センターでは、この美しい動物を間近で見ることができます。
時間があれば、もう少し足を延ばして周辺地域を観光しませんか。雄大なホーヴェン山、ガイランゲルフィヨルド、ブリクスダール氷河に加え、もう1つの景勝地はヨステダルスブリーン国立公園です。ここは緑生い茂る牧草地、起伏に富んだ丘、そしてヨーロッパ本土最大の氷河であるヨステダルスブリーンなどの風景が織りなす感動的な公園です。
ノールフィヨーレイド港周辺の飲食店
ノルウェーのほとんどの地域と同様、ノールフィヨーレイドでも新鮮な魚がよく食べられます。近海では大きなアンコウ、オオカミウオ、サバ、その他多種多様な魚介類が獲れます。また、放牧牛、バラエティ豊かなフルーツ、野菜、ハーブなどの陸で獲れる幸も豊富です。
ノールフィヨーレイドでぜひ試したい料理の1つは伝統的なビーフシチュー、ソーセジェットです。通常マッシュポテトとクランベリー、またはリンゴンベリージャムを添えて出される、風味豊かな料理です。たっぷりのバターといくつかの調味料が使われますが、何よりも主役はじっくりと煮込んだ牛肉です。ボリュームたっぷりで体が温まるお食事をお求めの方は、ソーセジェットを食べればお腹が満足すること間違いなしです。
ノルウェーは豊富な種類の舌がとろけるようなパンや焼き菓子でも知られており、甘党のお客様にもご満足いただけます。おいしいバンズやペストリー、各種ケーキは、ベーカリーやスーパーマーケット、ガソリンスタンドでも販売されています。シナモン、カルダモン、ベリー類、レーズン、ピスタチオ、チョコレートなどさまざまなフレーバーのものがあり、濃厚なものから繊細なものまでお楽しみいただけます。
ノールフィヨーレイドでのショッピング
ノードフィヨルドエイドの旧市街には、可愛らしい小物や地元のアート、伝統的な日用雑貨のギフトをお探しのお客様が覗きたくなるような風情あるブティックやお土産店がたくさんあります。自家製キャンドル、手編みのバスケット、バイキングをテーマにした装飾品など、この地の完璧な思い出の品を見つけましょう。
より現代風のお店をお探しなら、町の中心部にあるアルティ・ノールフィヨルドへどうぞ。この小さな複合施設には、食料品店から薬局、酒屋、多数のレストランまで、さまざまな店舗が揃っています。
ノールフィヨーレイドでの移動
ノールフィヨーレイド自体は、2.7km2と小さく、徒歩で簡単に観光できます。旧市街やバイキング船ミクロブスト、ガンブルバンケン文化センターなどはどれも港から歩いて数分の場所にあります。
周辺地域の観光には地元のバスやタクシーをご利用ください。町内の見どころへのお出かけにはホップオン・ホップオフバスが便利です。
ノールフィヨーレイド港の施設
ノールフィヨーレイド港は、2019年に初めてクルーズ船の受け入れを開始しました。地元の人々はこの地域の歴史や文化を観光客に知ってもらうことを目的としており、船が停泊するとノールフィヨーレイドは大変賑わいます。船を降りて数分歩くだけで、スカンジナビアの遺産に満ちた世界に浸ることができます。
ターミナルビルには、観光案内デスク、チケット販売オフィス、トイレ、お土産店があります。
ノールフィヨーレイドのお役立ち情報
通貨
ノールフィヨーレイドで使用される通貨はノルウェークローネ(NOK)です。町内にはATMが数台あり、徒歩で簡単に見つけられます。通常、大規模な店舗ではカードでお支払いいただけますが、一部の屋台や独立系ブティックは現金のみを受け付けていることもあります。
チップ
ノールフィヨーレイドに限らずノルウェー全域ではチップは必須ではなく、個人の自由です。請求金額の1の位を切り上げて払う人もいますが、期待はされません。
気候
ノールフィヨーレイドの夏はかなり温暖で、6月から9月にかけては通常11〜14°C程度になります。冬は2~3°Cまで下がります。雨や霧雨が頻繁に降るため、ノールフィヨーレイドへのクルーズには防水ジャケットを持参することをおすすめします。