ポワンタピートル(グアドループ)
市内の目抜き通りにはヤシの木やお店が建ち並び、魅力あふれる細い路地へと続いています。グラン・テール島とバス・テール島には、陸上や海上ツアーで一日を楽しめる観光スポットが数多くあります。
ポワンタピートルは、グアドループがフランスに返還されてから1年後の1764年、ガブリエル・ド・クリュー総督によって正式に創立されました。英国は1759年から1763年までグアドループを占領していました。この間、グアドループ最大のグラン・テール島とバス・テール島の間を流れる水路の岸辺に小さな集落が作られました。
現在ポワンタピートル市が建つ場所は水路を見下ろす湿地で、フランスの植民当局が1713年から1730年にかけて町の建設を試みましたが失敗に終わりました。市が正式に建設された後、湿地の排水が行われ、街は発達しました。残念なことに、この街は歴史を通してさまざまな災害に見舞われています。
街は火事や地震で何度も破壊され、ハリケーンも多数通過しています。それにもかかわらず、大きな港と東カリブ海に面した立地のおかげで、ポワンタピートルはグアドループの経済の中心都市となり、人気の観光地となっています。
クルーズでポワンタピートルへお越しの際は、ぜひヴィクトワール広場を訪れてみましょう。街の中心部であるこの大きな公園にはマンゴーの木やヤシの木が点在しています。公園の西側のベビオン通り沿いのカフェでは、リラックスした時間をお過ごしいただけます。東側では、コム・モーテナル通り沿いの魅力的な旧家を眺めながら散策しましょう。近くにある砂色の礼拝堂、サンピエール・エ・サンポール大聖堂も訪れる価値があります。
サン=ジョン・ペルス博物館では、1960年にノーベル文学賞を受賞したポワンタピートル出身の詩人、サン=ジョン・ペルスを記念した作品が展示されています。建物は19世紀のコロニアル様式で建てられた明るい色の家を改装したもので、1階では本格的なクレオール風の邸宅の内部を垣間見ることができます。上の階には、ペルスの人生に関する展示および図書館があります。
市内の活気ある市場を少なくとも1か所は訪れましょう。市場はこの国際都市の文化を映し出し、その色彩と魔法のような魅力で街に活気をもたらしています。サン・アントワーヌのスパイス市場はクレオールの香りの世界へとお客様をいざないます。グールベイル広場の花市場ではエキゾチックなカリブ海の花々をご覧ください。ダルス広場沿いの海に面した市場では、トロピカルフルーツやお土産、地元の工芸品をお買い求めいただけます。
ル・ゴジエは、大きなマリーナ、たくさんのお店、美しいビーチを誇るポワンタピートル地域の小さな海辺の町です。絵のように美しい楽園で、遊泳や日光浴、シュノーケリングなどをお楽しみください。
ポワンタピートルのおすすめグルメ
グアドループ料理はクレオール料理とフランス料理の影響を受けており、ほとんどのメニューはシーフードが中心です。スタイリッシュなレストランはポワンタピートルやル・ゴジエにありますが、より伝統的なお食事をお望みなら、市内の屋台(またはロロ)を試してみましょう。現地の食べ物は安価で色彩豊か、気軽に地元の味を楽しむことができます。ナンに肉と野菜を詰めて揚げたボキットをお試しください。