ロードタウン、トルトラ島

砂糖のような真っ白な砂浜。鮮やかな緑の丘。ターコイズブルーの海から海岸に打ち寄せる波。トルトラ島のロードタウンに一歩足を踏み入れれば、楽園のような風景が広がっています。

トルトラ島ロードタウンの寄港地案内

プエルトリコの東には、米領バージン諸島と英領バージン諸島からなる群島があり、ロードタウンは後者の首都です。トルトラ島南海岸の中央に位置するロードタウンは、英領バージン諸島最大の島ですが、その面積はわずか56km²です。

穏やかな湾や奥まった入り江が点在するこの島は、何世紀にもわたり旅行者や船乗り、ヨットマンを魅了してきました。

トルトラ島ロードタウンの人気観光スポット

植民地時代の面影を残すこの島を散策すれば、農園、教会、旧郵便局などに、オランダと英国両方の様式の建築が見つかります。トルトラ島の歴史を探訪するなら、観光スポットを訪れてみてください。

バート砦

バート砦は、かつてトルトラ島の要塞ネットワークの一部でしたが、今はその形跡はほとんど残っていません。1700年代にオランダ人によって建設され、その後英国人によって再建されたと言われています。現在は、同名のホテルが建っています。一部の基礎部分と大砲だけが今も残されています。その歴史に触れ、眼下に広がる港の美しい眺めをご堪能ください。

コールウッド・ラム蒸留所

ラム酒が好きな人もそうでない人も、この歴史ある蒸留所には多くの見どころがあります。400年以上の歴史があると言われるコールウッド家は、18世紀からこの蒸溜所の経営に関わってきました。ここでは、伝統的な鍋を使い、サトウキビジュースからラム酒を少量ずつ作ります。3月~8月は蒸留所ツアーの手配も承ります。博物館とギフトショップは年中営業しています。

セントジョージ英国国教会

セントジョージ英国国教会が建立された正確な時期は不明ですが、18世紀頃に建設されたと言われています。当時の建物はハリケーンで破壊されました。今日の教会は、1819年に再建されたものです。この教会は、かつて立法評議会や学校の集会に使われてきました。

トルトラ島ロードタウンの楽しみ方

港から歩いてすぐのウォーターフロント沿いのメインストリートの散歩なら、所要時間はおよそ1時間です。パステルカラーの建物を通り過ぎると、一方にはブリキの屋根、もう一方には鮮やかな青い海が広がります。こちらでのおすすめの過ごし方をいくつかご紹介します。

バージン諸島フォーク博物館訪問

この独特で啓発的な博物館は、賑やかなメインストリートに佇んでいます。島の先住民、アラワクとカリブの人々について学びましょう。陶器、腰掛け、装飾を施した糸巻きロッドなどの工芸品をご覧になれます。近年の展示としては、プランテーションハウスで使用されていた品々や、1867年の難破船ローヌ号から引き揚げられた遺品などがあります。

自然を身近に感じる

島の動植物探訪に興味がありますか? ロードタウンから車で約20分のマウントセージ国立公園など、ハイキングにおすすめの場所があります。頂上の高さは標高523mで、ここではさまざまな植物や野生動物に出会えます。また頂上からの眺めは絶景です。

ビーチで探訪とリラックス

トルトラ島はそれほど大きくない島なので、ロードタウンから簡単に行くことができるビーチがたくさんあります。北のケイン・ガーデンベイ、西のスマグラーズ・コーブ、北東のジョサイアズベイは、いずれも車で20~30分以内の距離にあり、夢のような柔らかな白い砂浜と温かい島の海が広がっています。スマグラーズ・コーブはシュノーケリングを楽しむのに最適なビーチです。色彩豊かなサンゴからアカエイ、ウミガメまで、あらゆるものをご覧になれます。

トルトラ島ロードタウン周辺の飲食店

トルトラ島では、新鮮で色彩豊かなお食事をお楽しみいただけます。トゲバンレイシやスイバなどの食材を使ったフレッシュジュースから、軽食や魚料理まで、バラエティ豊かなお料理やお飲み物をご堪能ください。

島で人気のジャークチキンは、レストランやフードブースで焼きたてのバーベキューとしてお楽しみいただけます。また、インド風フラットブレッドのロティスは、通常カレー風味の肉を挟んでいただきます。ベジタリアンの方も、カラルーシチュー(風味豊かなハーブとスパイスのグリーン料理)など地元食材をお楽しみいただけます。また、お持ち帰り可能な串刺しや一口サイズの魚料理など、さまざまな調理法で提供される新鮮なシーフードは、魚好きにはたまらない一品です。

トルトラ島ロードタウンのショッピング

船を降りると、ショッピング、ダイニング、エンターテイメントとしても機能する近代的なクルーズターミナル、トルトラピアパークが見えます。ここには70軒を超えるバラエティ豊かなショップやレストランが軒を連ねています。

ロードタウンのメインストリートは、クルーズターミナルから徒歩で約15分です。多くのショップやブティックが立ち並んでいます。アート、ジュエリー、服などを見て回った後は、バーやコーヒーショップで地元特製のお飲み物をどうぞ。

本格的な地元産のお土産をお探しなら、クラフト・アライブ・マーケットへどうぞ。ウォーターフロントにあるこのマーケットは、テラコッタの屋根がかわいらしい明るい木造の建物で構成されており、自家製のホットソースから、きれいに編まれたカゴやバッグまで、ありとあらゆるものが売られています。

トルトラ島ロードタウンでの移動

小さい島なので、トルトラ島での移動は簡単です。ロードタウンは徒歩で散策できますが、郊外へお出かけの場合は便利なタクシーをご利用ください。観光客に人気の自転車やスクーターのレンタルのほか、公共バスを利用することもできます。バスは、乗客用のバンか、サファリバスのようなベンチを備えた開放式ピックアップトラックです。

トルトラ島ロードタウン港の施設

トルトラの港はトルトラ桟橋公園に隣接しています。大型船が一度に2隻停泊することができます。ショッピングやレストランのほか、トイレ、Wi-Fi、ATMなどの施設が完備されており便利にご利用いただけます。

トルトラ島ロードタウンのお役立ち情報

通貨

トルトラ島は英国海外領土ですが、米ドルを通貨としています。米ドルは船で購入できます。また、ロードタウンやその周辺にはATMがありますので、現金のお引き出しもできます。カードでのお支払いも幅広く受け付けられていますが、お買い物には現金があると便利です。

チップ

一部のトルトラ島のカフェ、バー、レストランでは、10~15%のサービス料が請求書に加算される場合があります。チップが請求書に加算されない場合でチップを残したい場合は、支払い総額の10~15%が適切な金額です。チップはお客様の裁量に委ねられています。

気候

トルトラ島では、年間を通して温暖な気温です。1月~12月は平均約25°Cで、通常は8月の気温が最高になります。秋は通常9月~11月で、雨量と風が増します。