タリン(エストニア)

タリンはエストニアの首都で文化の中心地です。石畳の通り沿いにカフェやショップが軒を連ねる、城壁に囲まれた旧市街が魅力の、活気あふれるバルト海の港です。15世紀に建てられた見張り塔、キーク・イン・デ・キョクも見どころです。

タリンへようこそ

世界中を探しても、タリンほど多様性に富んだ都市はないでしょう。ヨーロッパで最も歴史ある首都の1つで、美しい旧市街にはユネスコの世界遺産に登録されている中世の建物が並んでいます。実際にタリンの古い街並みを散策して、歴史に直接触れてみるのがおすすめです。また、1991年に独立を果たしたエストニアの近代史も大変興味深いでしょう。旧市街の石畳の通りやそびえ立つビルの先には、昔の倉庫を改装したおしゃれなカフェや個人経営のギャラリー、小さなブティックなどが並んでいます。街の外には色鮮やかなバロック様式の宮殿や美しい砂浜があります。

観光

タリンの一番の見どころは、ユネスコ世界遺産に登録されている旧市街でしょう。中世の商人の家々がひしめき合うこの地区は必見スポットです。博物館以外で過去に触れることのできる場所でしょう。トームペア城、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂、タウンスクエアはどれも一見の価値がありますが、一番感動する景色は、タリンの赤レンガ屋根が遠くまで広がるパノラマビューでしょう。カラマヤ地区は、タリンのまったく違う一面を見せてくれます。旧市街のすぐ外にあるこの地区はもともと漁師たちの住宅地で、現在は海洋博物館やフォトグラフィスカ・タリンなどの観光名所がある、タリンで最もトレンディなエリアの1つになっています。

お食事とお飲み物

タリンでおいしい食事を楽しむのに、遠くまで足を運んだり、高いお金を出したりする必要はありません。この街のグルメシーンは、北欧料理の影響を受けた若きシェフたちに支えられ、革新的で斬新です。タリンではビーガン料理も多く取り入れられています。肉、乳製品、魚介類を使わないメニューのオプションを提供するレストランや、プラントベースド食材を使った料理を専門とするレストランもあります。旧市街には、風情ある中世の建物を改装した評価の高いダイニングオプションが揃っています。カラマヤ地区のバルティ・ヤーム屋内市場ではストリートフードやテイクアウトメニューをお楽しみいただけます。

ショッピング

タリンは、スタイリッシュなお土産ショップ、アーティストの工房、エストニアの独立系ブランドであふれています。お土産ショップは旧市街に点在する個性的な建物の中にあり、店内で売られている商品を飾った窓が道行く人の関心を引いています。タリンを象徴する旧市街の建物を模した小さな粘土の模型は、旅の記念品に最適です。地元の職人が手掛けたガラス張りのボウルや手吹きグラスなどもおすすめです。バルティ・ヤーム市場の2階にある中古品店はビンテージファッション好きにとっては天国。テリスキビ・クリエイティブ・シティーの独立系ショップは、エストニアならではのお土産を探すのに絶好のスポットです。

タリン郊外

エストニアと聞いて砂浜を思い浮かべる人はあまりいないかもしれませんが、タリン中心部から近いピリタ地区は砂浜で有名です。地中海にも匹敵する全長1.6kmの黄金ビーチは、夏には都会の住人たちで賑わう日光浴スポットです。絵のような風景と街に近接したロケーションで人気があります。バロック様式のカドリオルグ宮殿も、タリン旧市街からの小旅行にぴったりの魅力ある観光スポットです。この宮殿は1,012m²の公園内に佇み、エストニアで最も美しい建物の1つです。荘厳なバロック様式の外観と、ロシアや中国、西ヨーロッパのアートのプライベートコレクションを所蔵しています。