スエズ運河通過(エジプト)(通過)

地中海と紅海の間を流れる193kmの歴史的な水路を進む有名なスエズ運河クルーズで、探検の旅に出かけましょう。

スエズ運河(通過)の寄港地案内

豪華なクルーズ船を満喫しながら、世界有数の印象的な海洋工学の偉業をご覧ください。19世紀に建設されたスエズ運河は広大な砂漠の中を193kmにわたって蛇行しています。運河沿いには美しい街や村が広がり、目を見張るような建築と自然の輝きがすぐそばに迫ります。

キュナードで極上の船上ライフを楽しみながら、砂漠の中心を航海して心に残る景色を心に焼き付けましょう。

スエズ運河の人気観光スポット

北のサイードと南のスエズの間をつなぐスエズ運河には、手付かずの荒々しい自然から印象的な人造の建物まで、絵のように美しい風景と息をのむような観光スポットが数多くあります。

ポートサイド

エジプト北端にあるポートサイドは、熱気に満ちた屋外市場、そびえ立つモスク、色彩豊かな公園など、五感を刺激する魅力にあふれた港町です。1869年に建設された、目立つ市松模様のポートサイド灯台をお見逃しなく。当時は、世界で最も技術的に先端を行く建築物の1つとされていました。

イスマイリア

運河を進むと、運河の建設中に作られたイスマイリアの街が見えてきます。植物が生い茂り、植民地時代の壮麗な建物が点在するエメラルドグリーンの街を船のデッキからご覧ください。

グレート・ビター湖

やがて運河の幅が広がり、広大なグレート・ビター湖に入ります。かつては塩原でしたが、現在は運河を進む船やボートが通過・回航する場所として利用されています。青い水が穏やかに波打つ両岸には、黄金色の砂漠が広がります。

スエズ運河橋

スエズ港に近づくにつれ、迫力あるスエズ運河橋が見えてきます。ムバーラク平和橋またはエジプト日本友好橋とも呼ばれているこの巨大な工学の偉業は2001年に開通しました。橋はアジアとアフリカの2つの大陸をつないでおり、橋の両端にそびえ立つ2つの塔はそれぞれの大陸に位置しています。

スエズ運河の文化と歴史

大陸と文化の合流点である全長193km、深さ24mのスエズ運河とその両側に広がる地域は、興味深い歴史にあふれています。

スエズ港は、7世紀にまでさかのぼる歴史を持つ重要な商業港です。中世を通じて、メッカへのスパイス取引や巡礼は成長を続け、商業の中心地となりました。15世紀には重要な海軍基地となり、1869年に運河が開通するまでスエズ湾を保護していました。

人類の創意工夫と工学の結晶であるこの驚異的な建造物は、紅海と地中海の間に重要なつながりを築き、世界の貿易と航海を促進するため、19世紀に考案されました。

1875年にディズレーリ首相がヴィクトリア女王に贈った「陛下、運河はあなたのものです」という有名な言葉に要約されるように、運河は長年にわたり戦略的に貴重なものとして注目を集めてきました。大英帝国の絶頂期の重要な要素であった運河は貿易の新しい機会を開き、ヨーロッパとアジア大陸を結ぶ航路を1万1,000km以上も短縮しました。

スエズ運河の港の施設

エジプト最大の港の1つであるスエズ港は、紅海の端に面するスエズ湾の北端にあります。スエズ運河の南の入口であり、運河を航海する世界最大級の船が集まる賑やかな貿易港です。