ビクトリア(セーシェル)

ポート・ビクトリアは、セーシェルの楽園ビーチとは対照的に、小さな町ならではの親しみやすい雰囲気が魅力です。サー・セルウィン セルウィン・クラーク・マーケットは、賑やかな観光スポットです。

ポート・ビクトリアは比較的小さな都市(世界でも最小の首都の1つ)でありながらも、ショッピング、公園、宗教施設など見どころはたくさんあります。この町は徒歩で観光するのが一番です。1日あればビクトリアの魅力を十分満喫できます。

まずは、小さな屋内マーケットで五感を刺激する体験をしましょう。ブダイの光り輝く鱗から、地元のスパイスの燃えるような赤やオレンジまで、並べられている食材の万華鏡のような色彩が目を楽しませてくれます。また、さまざまな香りは嗅覚を楽しませてくれます。地元商人の掛け声に耳を傾け、欲しいお土産を見つけたら値下げ交渉をしましょう。市場を訪れるのは土曜日がおすすめですが、曜日を問わずいつも賑わっています。

ポート・ビクトリアでは、植物園をぜひ訪れてみましょう。ビクトリアの中心部から徒歩10分の場所にあり、よく整備された植物園は、町の喧騒から逃れてのんびりと過ごすのに最適なスポットです。珍しいオオミヤシの巨大な葉や、香り高いハーブ園、ゾウガメのオリなどをお見逃しなく。

ビクトリアの中心部へ戻ったら、無原罪懐胎大聖堂へ出かけましょう。優雅で堂々とした聖堂は、セーシェルで最初に建てられた教会の1つです。特徴的なのは、魅力的なファサード、聖櫃、彫刻が施されたドアです。これらは1995年に大聖堂の改修工事が行われた際に、セーシェルの彫刻家エグバート・マーデイが手掛けたものです。

ポート・ビクトリアの歴史を発見

ポート・ビクトリアは、小さいながらも完ぺきに整備された町の歴史をより深く知るための見どころやアクティビティが満載です。たとえば、町の中心部にある時計塔は、ロンドンのヴォクスホール橋にある時計塔の縮小版レプリカです。これは、セーシェルが英国の直轄植民地になった1903年に持ち込まれました。

また、時計塔のすぐ隣にあるクレオール建築の素晴らしい一例である、旧裁判所をぜひご見学ください。フランシス・レイチェル通りやアルバート通り沿いにも植民地時代の古い建物が数多くあります。

地質学と自然の観点からセーシェルの歴史を学ぶなら、自然史博物館がおすすめです。この諸島の珍しい動植物や環境問題について詳しく知ることができます。また、最上階には海洋生物に関する展示があります。