ヴィスビー(スウェーデン)
城壁で知られるヴィスビーはスウェーデンのゴットランド島最大の町で、本土から東へ約89km離れたバルト海沿いに位置します。すぐ隣には小さめのファロ島があります。
この2つの島は、氷河期に作られた海岸沿いの石灰岩の奇岩群「ラウク」で知られています。ファロ島の灯台と中世の教会は映画のロケ地として人気があります。
ゴットランド島では、バイキングの遺品が数多く発掘されています。これには膨大な数の中東からのコインも含まれ、この島が中世の貿易商人の間でいかに重視されていたかを物語っています。トフタを訪れ、復元された9世紀のバイキング村でこの遺産に触れてみませんか。ここでは斧投げや手工芸品などのバイキングの技術やスポーツ、ゲームなどを体験できます。
ヴィスビーは、12世紀から14世紀にかけてハンザ同盟の中心として栄え、その歴史の足跡により街は1995年にユネスコ世界遺産に登録されました。
ヴィスビーは細い石畳の道、遺跡、バラの花々のブレンドが独特の雰囲気を醸し出している、城壁に囲まれた美しい街です。街の要塞は全長約3.2kmあり、オリジナルの29の塔のうち27基が今も残っています。城壁の内部には居心地の良いレストランや魅力的な市場、200棟を超える倉庫や裕福な商人の住居が軒を連ねています。中心部にあるサンタ・マリア大聖堂は、1225年の建立以来街の真のランドマークであり続けています。他の史跡と相まって、ヴィスビーは北ヨーロッパで最も保存状態の良い要塞化された商業都市の1つとなっています。
ヴィスビー周辺には魅力的なビーチがいくつかあります。街のすぐ北にあるルンメルンダ洞窟もまた自然の名所として人気があります。全長は約4kmで、古代の石灰岩の層にあふれています。